つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

菅さん、政局から早く政治に戻れ

 小沢一郎なるいかがわしい男が民主党代表選に負けたことは、予想されたこととはいえ、まあ、めでたいことではないでしょうか。それにしても、比例多数にはならなかったが、国会議員で200人も小沢支持があったのは驚きでした。この人たちはいったい何を考えているのでしょうか。
 再三言ってますように、小沢が出てくるならば、なぜ3ヶ月前に出てこなかったのでしょう。菅直人と決着を図るなら、あのとき目つきの悪い樽床伸二など出さずに、正々堂々と6月の代表選に出るべきだったでしょう。あのとき出なかったのは、参院選で「政治とカネ」の問題を攻撃されるのが嫌で、回避したかっただけでしょう。
 それなのに、参院選の敗北を菅のせいにして、あれからたかが3ヶ月で再び登場とは、ちゃんちゃらおかしいし、卑怯な行為ではないでしょうか。そういうおかしさを民主党のほとんどのサポーター、地方議員は察知しているのに、約半分の国会議員がそういう正常な感覚を持ち合わせていないということに怒りさえ感じます。
 ところで、菅が勝ちましたが、この人も小沢よりましという程度の人。まず、国家観がありませんし、10年、20年を見据えたビジョンを持ち合わせていません。とりあえず、財政の健全化を目指して大胆に消費税率のアップを打ち出したのは評価します。ただ、安全保障に関してはわれわれ安心感が感じられません。
 日本の政局の混乱を突いて、中国は東シナ海への進出を図っています。すでに黄海南シナ海に対し、中国は「核心的利益」としていますが、このまま日本が確固たる意思を示さなければ、東シナ海も中国の核心的利益の海域とされてしまうでしょう。菅さん、待ったなしです。早く政局を離れて、政策、いや政治の本質に戻ってください。
 下の写真は、渋谷の円山町にある日本料理屋のおでんと鮎。ここのおでんは品数豊富、しかも関西風の薄味で、たいへんおいしかったです。