つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

今が民自大連立のチャンスかも

 またぞろ大連立のうわさが飛んでいます。うわさというより、あの大新聞のオーナーが動いていることは公然のことなので、事実でしょう。皮肉にも、衆院参院でねじれが生じた福田康夫内閣のときにも彼が動きましたが、今回も自民、民主両党の攻守ところを変えて、同じねじれが生じたことから、またまた動きだしました。ただ、連立成立の可能性は前回よりはるかに大きいと思います。
 民主党はこれまで国民新党とか社民党とは意味のない、世論に逆行する勢力との連立をしてきました。こんな連立より、大連立の方がはるかに健全です。特に、安全保障の観点に立てば、社民、共産などとの提携は絶対にしてはならないことです。小生は、小沢抜きの民主党自民党(とりわけスモールガバメントを目指す勢力と)が連立するのが、今の時点ではいちばん好ましい選択だと思います。
 ところが、民主党が当面目指しているのは、どうも「たちあがれ日本」との連立だといいます。「たちあがれ」は安全保障の面では常識的な姿勢を示しているので、民主の左寄りをけん制する意味ではいい提携相手なのでしょうが、いかんせん弱小勢力であり、政局の安定化には結びつきません。
 「たちあがれ」側から見ても、第一、こんな弱小勢力のままで連立に入っても、建党精神は政権の中に生かされないでしょう。一定のポストを与えられて埋没してしまうだけです。みんなの党渡辺喜美氏が結党時揶揄したように「たちあがれ」でなく、事実上「たちがれ」状態になってしまいます。
 やはり、衆参で200人以上の議員がいる自民党が民主に付いて新政権を構築すれば、少なくとも安全保障政策では旧来の自民の政策に近づくでありましょうから、非常に健全な、いわゆる”普通”の国の外交方針が打ち出せると思うのです。そういう観点に立てば、今が民自連立の最大のチャンス、機が熟したときと言えるのではないでしょうか。
 クリスマスイブの24日から26日まで、会社の同僚ら4人で沖縄を旅行してきました。最初の日は25度近くある好天気でしたが、2日目、3日目は15度前後で、雨天でしかも強い北風の吹くあいにくの天気になってしまいました。下の写真は、首里城の守礼の門前で。