つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

所詮、駄目な政党でした

 民主党は党内ががたがたとなり、もう菅直人政権は立ち行かなくなった感があります。菅氏を支持してきた、まあ党内のご意見番的な存在である渡部恒三最高顧問も「菅政権を守るより、予算を通す方が先だ」などと言い出していますから、もう3月いっぱいで終わりの感じですね。それにしても、日本の政権はお粗末です。世界の物笑いでしょう。どの政権も1年持たないのですから。
 小沢一郎氏に強制起訴を受けて党員資格停止の処分支持が下されると、同氏を支持するグループは、盛んに菅直人政権に揺さぶりをかけ始めました。先の会派離脱というおばかな選択をした16人に加えて、あのチンピラやくざ顔の松木某が政務官を辞めるという挙に出ました。どうでもいいですけど、連中は現政権を揺さぶって、自身に何か得があると思っているのでしょうか。
 菅氏は、市民運動出身ですから、いわば積み重ねた政治資産を持たない政治家。ですから、瀬戸際に追い詰められれば、自ら総辞職するより、多分、破れかぶれの解散を選択するでしょう。そうなれば、あの16人は言うに及ばず、松木某も選挙は危ないでしょう。まだ2年少しある自らの安定収入と基盤を捨て去ってまで、それほど小沢に忠誠を尽くしていいものでしょうか。
 また、陰で煽っている小沢氏にしても、何か成算があるのでしょうか。政治家としてもう終わった人。彼が民主党を離れたって、今度こそどこもだれも相手にしてくれないでしょう。ですから、昨今のさまざまな菅政権に対する仕打ちは、完全に嫌がらせ以外のものとは考えられないのです。
 それにしても、民主党というのは駄目な政党でした。所詮、自民党で立候補したくともなれなかった政治家の野合集団、国家理念も構想もない連中の集まりにしか過ぎませんでした。政権を滑り下りたら、もう民主党などという看板では二度とカムバックできないでしょうね。
 下の写真は、横浜郊外にあるある家庭的な飲み屋にあったぬいぐるみの犬。舌出してへたっているのは、まさに今の民主党を象徴しているようです。