つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

死の灰が降ろうと、踏みとどまり貢献を

 その後、震度3、4クラスの地震震源地を変えて引き続き起こっています。でも、3月11日のあの激しい揺れを経験すると、震度4でも大した揺れではないと感じてしまうのは、一種の慣れなのでしょうが、それとも体がおかしくなったせいでしょうか。
 小生、正直を言うと、車酔いをしやすいタイプで、高山へのつづら折りのヘヤピンカーブを急ハンドルで登っていくと、気分がわるくなってしまいます。先日、ディズニーランドでコーヒーカップに乗ったときも、気分は極めて悪く、終了後、しばらく立ち上がれず、吐き気すら催してしまいました。今回の大地震の直後もしばらくソファーに横になっていました。
 これはたぶん、耳の中の三半規管が他の人に比べて異常反応するせいだと思いますが、今回の地震でこの機能がさらに若干異常を来たしたようで、その後、揺れていなくても揺れているようにも感じるし、揺れていてもあまり敏感に感じません。おかげで、揺れに対する恐怖心は薄らいできたのですが、これはいいことなのか悪いことなのか。
 それはともかく、地震直後にいろいろな人と連絡を取り、大地震当日のことを聞いたり、今後の対応を聞いたりしていますが、ある人に言わせると、海外では、日本の放射能汚染をかなり大々的に報じており、これでしばらくは海外との交流は進まず、外国からの資金も観光客も来ないだろう、日本は孤立化するとのこと。
 またある人は、日本はこれで明らかに景気が後退するし、しばらくは暗く、不遇の時期が続きそうだと言うのです。だから、日本人の方から海外に出て行ったほうがいい、海外移住がいいと言い出す人もいます。日本列島は沈没こそしていないが、海外に出るなどの話となれば、あたかも小説「日本沈没」のようでもあります。
 確かに、1万人以上が死に、40万人以上の被災民が出ている状態から復興を遂げるにはとてつもない金と年月がかかるでしょうね。でも、日本人である限り、この地に踏みとどまり、再興を図る使命があります。たとえ死の灰が降ろうと、われわれは祖国の復興のために各自ができる範囲で貢献していかなければならないと思うのです。
 下の写真は、鹿児島空港敷地内にある天然流し湯の足湯温泉。