つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

駅のエスカはずっと無用の長物か

 東日本大地震からすでに2カ月以上たちました。ですが、駅やその他公共施設にあるエスカレーターは相変わらず、動かないままの状態が続いています。このまま、いつまで動かない状態が続くのでしょうか。動かないエスカレーターを見ると、まったく場所を取るだけの無用の長物という感じがして、こんなもの造る必要はなかったのではとしみじみ感じてしまいます。
 小生はもともとエスカレーターはなるべく使わない主義なので、駅の階段にエスカのスペースを取るのは反対でした。朝晩の駅は乗降客が多いのですから、電車の発着にあわせて階段を有効に使えば、上り下りは随分スムーズにいくはずです。それなのに、エスカレーターができたために階段は狭められ、なおかつ電動階段は一方通行なので、不合理はなはだしい限り。
 大勢下っている人がいて階段は渋滞しているのに、上りのエスカはガラガラという光景をよく見かけますが、健常者でなおかつ出社、約束の時間が切迫している人にとっては、なんとこの空間はもったいない、と感じてしまうのではないでしょうか。小生もその一人で、上りエスカであっても、人がいなければ下りたくなる衝動にかられます。エスカは明らかに人の流れを妨害し、駅の渋滞を作っている元凶だと思います。
 それでも、身障者やお年寄りにはエスカは必要なんだと主張する人はいるでしょう。ですから、そういう人にはエレベーターを用意すればいいのではないですか。今ある一台だけのエレベーターでなく、数台に増やせばいいのです。そうすれば、階段は関係なく、もとのままのスペースが確保されますから。
 エスカも以前のように正常に動いているのならまだ許せます。しかし、昨今のように節電で駅のホームはエスカを止め、なおかつそのエスカスペースにテープを張り、使わせないようにしていますね。つまり、今の階段付近の状態は明らかにエスカのなかった昔より悪い状態なのです。
 大学に通うため乗り下りする市川駅などは、快速線の階段がもともと狭いうえに、エスカスペースが使えず、利用客は押し合いへしあいして階段を上り下りしています。エスカを動かさないのはよいとしても、なぜそのスペースを階段として使わせないのでしょうか。JRはもう少し利用者のことを考えてほしいなと思います。 
 中国山東省青島の信号山から見た繁華街の風景。