つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

Y紙ご老体への反逆は何を意味する?

 プロ野球の巨人は、例のY紙の老体が絶対支配していることは何人も否定できない認識でしょう。この人の言い方、行動を見ていると、前時代的な独裁者の感じがぬぐえませんが、まあ、一企業の中で威張るのなら勝手にしてくださいてな感じで、小生などは見ていました。でも、たまにプロ野球全体をも指図するような言動があり、また、スポーツ記者がご老体のそうした言葉を神のご託宣のごとく報じたりするのを見たりすると、温厚な小生と言えども、かなり頭に血が上ってしまいます。
 Y紙や巨人はこの人の言うことがすべてで、どこにも逆らう人がいないのか、不平を言う人はいなのか、骨のある奴はいないのかとずっと思っていましたが、このほどついに叛旗を翻す人が現れましたね。巨人球団代表の清武英利という人です。巨人関係のニュースのときによく出てくる御仁ですが、もともとY紙社会部で記者をしていたとのこと。社会部というのは、一番権力に遠い、批判精神旺盛な人がいる部署ですが、この人はこれまでずっとご老体に唯々諾々と従ってきたわけです。それが、どうとち狂ったのか、「ご老体は巨人の人事に介入するな」と怒りをぶつけました。
 反逆の真相は分かりません。でもこれは、自らの身分をも危険な状態に置く行為であり、本来相当な覚悟が必要であるはずです。”単独犯”で突発的な怒りか、自分の将来に芽がないので最後っ屁を放ったのか、それともY紙、巨人の不満分子を糾合し、権力構造まで変えようとする動きなのか。どんな理由があれ、闇雲に威張る人、独裁者然の人には生理的嫌悪感を持つ小生のような人間からすると、胸がすくようです。やっと社会部記者の批判精神が出てきたかと褒めてあげたい気分です。
 これで、ご老体はどう動くのでしょうか。また、Y紙、巨人の幹部連はどうするのか。相変わらず90歳近いご老体に忠勤を励んで清武つぶしに出てくるのか、それとも「あいつはよく言った」と思い、清武サポートに回り、このグループ全体の権力闘争まで仕掛ける人が出てくるのか。ある意味、このマスコミの動向を占う大一番になりそうです。
 下の写真は、南寧で開かれたアセアン博覧会の会場をバックにした一枚。この博覧会はアセアン諸国のほか、日本や韓国の物産を展示し、即売する毎年秋恒例のイベントです。