つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

橋下一党の勝利は疑いない

 大阪府知事大阪市長の両選挙が告示され、2週間後の投票に向けて面白くなってきました。小生は、橋下知事の爽快な言動と行動を歓迎しており、期待感もありますので、彼と彼の一党の大阪維新の会が勝ってほしいと願っています。たぶん、小生ごときが願うまでもなく、橋下一党が勝つことは疑いないでしょう。これまで横山ノック氏などを選んできた地域性から言えば、ああいう革命的な人を歓迎する気風を持っていると思いますので。
 平松市長には、主たる既存の政党すべてが支持に回っています。しかし、こういう時こそいちばん危ないのです。かつて、東京都知事でも磯村尚徳なるテレビキャスターをほぼ全党で担いだけど、結局、無所属の鈴木俊一氏に負けてしまいました。同じキャスター出身ということではないですが、平松氏も同じ道をたどるでしょう。日本には、判官贔屓というものがあるように、全党相乗りの平松より、むしろ橋下頑張れというモメントが働くものです。
 平松氏を見ていると、これはまあ、何にも革新的なことはできない、ただのお飾りだろうという印象です。彼はもともと民主党で出てきた男ですが、民主はご存知のように自治労と教職員組合が牛耳っている組織。彼らの支持を受けてどうして市の改革などできましょうか。市職員や教員はぬくぬくと過ごしており、こうした状態を保持したいがために、思い通りに動く、実行力のない人を担ぐのです。
 大阪府大阪市のダブル行政に無駄が多いことは、周知のことでしょう。京都府京都市も同様です。これに注目し、疑問を呈し、改革ののろしを上げた橋下氏に敬意を表したいと思います。小生は、公務員の多さもまた社会保障の一環、行政の無駄もまた有効需要という考えを捨てたわけではありません。ただ、これは世の中が右肩上がりのときのこと。日本でこれだけ民間の力が衰え、官民の逆格差が総じているときには、橋下的改革は必要だと感じています。
 下の写真は、ハルビン市郊外の阿城区にある金上京歴史博物館の展示物。この地は、満州族が最初に作った国「金」の発祥地。金はここから中原に乗り出し、最後は清王朝を打ち立てるのです。