つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

駅ホームでの前方不注意は危険

 最近、JRに乗っていると「人身事故が発生しましたので、しばらく止まります」とのアナウンスによく遭遇します。小生がJRに乗っている時間は、毎日、自宅からの事務所までの往復計1時間半程度に過ぎないことを考えると、結構このアナウンスに遭う機会は多いように思います。いったい、そんなに飛び込む人がいるの、と思わずため息が出てしまいそうです。
 先般、ある友人にこの話をしたら、「いや、多くは飛び込みではないんだよ。最近、携帯機器を見ながら歩いている人がいて、ホームから足を踏み外す人が多いそうだよ」との返事が返ってきました。なるほど、線路に人が入るのは、必ずしも覚悟の飛び込みだけでなく、ホームから転落する事故もあるのだなと妙な感心をしてしまいました。
 前にこのブログで取り上げましたが、最近、道路などでも携帯をいじりながら前方を見ないで歩いてくる御仁がいます。周辺の者は自分の歩く方向を妨げることなく、自分を避けていきなさいと言わんばかり、まさに傍若無人の振舞いの人たちです。こうした御仁は実は一人や二人でないから、本当にいやになります。
 まあ、道路でやっているのだから、同じように駅のホームでも傍若無人ぶりを発揮しているのでしょう。でも、ホームは歩道などに比べてはるかに危険です。歩道では単に他人にぶつかるだけですが、ホームは一歩間違うと線路に転落してしまいます。この線路からホームまでの高さというのは、実は上から見る以上に高いそうで、人の手を借りないと上がれないのです。
 転落すれば、けがをしますし、たとえけががなかったとしても、再びホームのレベルに上がってくるのはそう簡単でありません。都会の電車スケジュールは2、3分の間隔しかありませんから、焦ってもがいているうちに電車が進入してきて生死にかかわることにもなりかねません。ですから、ホーム上の”前方不注意”は、実は非常に危険な行為と言わざるを得ないのです。
 いや、非常識な個人が危険な目に遭うなら、それはそれで自業自得、まあいいのかも知れません。でも、電車の正確な運行を期待するわれわれから見れば、本当に迷惑なこと。そうした御仁からは、電車の遅延責任をとらせ、多額の弁償金を要求するよう求めたいです。
 先般、新橋駅前で将棋の大盤解説をしていました。コンピューターソフトのボンクラーズ米長邦雄将棋連盟会長との一戦で、あとで聞いたところでは将棋ソフトが勝ったとのことでした。将棋もだんだんチェスと同じ運命を辿りそうです。