つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

続・テレビで見たくない顔

 たいへん失礼ながら、テレビで見たくない顔第二弾を書きます。これは男性なので、実名にします。一人目は最近、消費税の値上げ法案に反対し、連立離脱するだのとわめいている亀井静香国民新党代表。「消費税反対を国民に約束したから法案に賛成することはできない」と言っています。まあ、筋が通っていると言えばそう言えるのかも知れません。ただ、亀井氏は、「国民に約束」と言って、なぜか「国民新党の支持者に約束」とは言わないのです。素朴な疑問ですが、そもそも国民新党なる政党にどれほど国民の支持が集まっていると思っているのでしょうか。
 この人は警察官僚上がりながら、ほとんど社民党と変わらないのではないのかという政治的スタンスを持っています。死刑制度に反対しているのも然り、その上、消費税への反対も然り。ほとんどの国民は今、消費税を上げるなどして国家財政を豊かにしないと、ギリシャの二の舞になるとの危機感を持っていることはさまざまな世論調査で明らかになっています。どうしてそれが理解できないのでしょうか。
 今、財政の健全化を目指さないと、国債の引き受け手がいなくなり、その金利は暴騰してしまいます。同時に国際的な信用力をなくし、貿易やサービスの国際的な交流にも大きな影響が出るでしょう。社会保障への信頼性がなくなり、老人は不安に思い、若者はますます国民年金を払わなくなります。ちょっと考えれば、今、消費税上げが急務であると分かるはずなのに、亀井氏はなぜか頑なに反対している。なぜでしょうか。
 顔については、小生も他人にとやかく言えるほどの者ではないのですが、正直、ニュース番組であの亀井氏のベース顔は見たくないです。小生には、もう新鮮度が落ちた、水気のないみかんの皮のようなイメージが大で、過去の政治家という感じがします。彼の主張は国政を混乱させるだけですから、早々に消えた方がいいでしょう。そういう意味では、国民新党議員の8人中6人が造反して、事実上亀井氏の権威を奪ったことは喜ばしいことです。
 もう一人見たくない顔は、何度も書いているので、多くは語りませんが、小沢一郎氏です。つらつら思うに、この人は消費税に反対することが目的でなく、政局混乱にすることが目的で、つまりはそれによって自分の存在、政治的な力を多くの人に認めさせたい、自分に注目を集めたいとだけ考えている人です。これまでの彼の行動様式を見ていると、そうとしか思えない。そもそも消費税を日本に最初に導入したのは竹下総理ですが、その時、小沢氏は彼の一の子分で、導入推進派の一人であったはずですか。
 実際のところ、彼は今、それほどの政治的な力は持っていないと小生は見ています。彼の裁判は4月に判決が出るそうですが、有罪であろうとなかろうと、彼への期待度は限りなく縮小していくでしょう。もういい加減、マスコミも彼への注目を止めたらどうですかと言いたいですね。
 下の写真は、東日本橋の路地から見たスカイツリー。東日本橋の問屋街に用事があって馬喰横山駅に行き、地上に出たら、道路の延長上にタワーが見えました。