つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

三鷹のストーカーは自爆テロリストか

 いやー、ストーカーという存在は、本当に困ったものです。今度の三鷹の事件は、ストーカー相手の家に無断侵入してしまうという一般人の想像を越えた行動に出ているし、そんな奴が実際いたことに驚かされます。小生自身は子供がいないのですが、年ごろのしかも美人のお嬢さんを持った両親は、事件を見て恐怖心を抱いたことと思います。まあ、最大限の策で自衛するしかありませんね。
 ストーカー行為の本質は、よりを戻したいというより、自分を裏切った相手を困らせて復讐するということにあるのではないかと、小生は邪推します。であれば、なにも相手を殺さなくてもいいと思うのですが、、。でも、今回のケースは、最初から殺すことを狙っていたようで、まあ一種の”無理心中”衝動ではなかったかという感じがします。そうなると、自爆テロに遭うようなもので、ストーカー被害者は防ぎようがないですね。
 ストーカー被害者が警察に相談し、警察に解決を求めるというのは、最終的には無理なような気がします。警察はガードマンではありませんから、四六時中、ストーカー被害者を監視し、それを守るというのは不可能です。極端に言えば、自分でガードマンを雇うしかありません。それができないのなら、加害者とまったく接点のない世界、たとえば海外などに行くしかありません。
 テレビでストーカー被害者関連のNPO法人をしている女性が、ストーカー加害者が相手に「殺す」などのメッセージを発したら、その加害者の身柄を拘束すべきだと話していましたが、それはそれで予防検束という別の人権問題が発生しますから、難しいですね。「殺す」などとメッセージしても、そのほとんどのケースは恨み節の範囲で、実行していないと思いますので、そんな人を十羽ひとからげで拘束することはできないでしょう。
 一般に、関係ある男女が分かれるのは、親しくなるときの5倍のエネルギーが必要と言われます。そういう視点に立つならば、分かれの時に相手の人格を傷つけるような発言、行為を避けたり、一切の関係をプツンと絶つようなことはせず、徐々に分かれていくなどの配慮が必要で、ある種、そういう「徐々に」というのがストーカーなどを避けるための大事な方法かも知れません。
 下の写真は、湯河原温泉の「理想郷」という場所にある温泉ホテル。11日から12日にかけて、友人と温泉につかってきました。