いやー、北朝鮮というのは恐ろしい国です。日本でも政治の世界で権力闘争はありますが、命までは取られません。しかし、かの国は、事実上ナンバー２だった男がある日、「極悪非道」の犯罪者にされ、公衆の面前で逮捕され、さらに数日を経ただけで処刑されてしまうのですから。こんな気が狂った（これも差別用語のようですが、、）支配者がいる国が日本のすく隣にいうのは実に不幸なことですが、むしろこの緊張感を逆手に取り、日本の安全保障の役に立てたらいいと思うのです。
特定秘密保護法の強硬採決で、安倍首相の支持率は下がっているそうな。テレビを見ると、インタビューしている人に無理やり「強硬、強硬」「審議不足」などと言わせていますが、そういう人はこれまでどれだけ審議に時間を費やしたかなど分からないでしゃべっているのです。強硬採決場面など部分的、意図的にしか見せないテレビの悪影響でしょうね。
そもそも、国会の会期末に法案を設立させなければ、廃案になってしまうのです。野党は意味もなく、あるいは自党のレーゾンデトルを示すために、廃案へ持ち込みたかったのでしょうが、先にも触れたように日本の安全保障、日米軍の協力体制を取るために、この法案は緊急かつ重要性を帯びており、絶対に通さなければならないのです。反対する奴は、日本の領土である尖閣諸島がどういう目にあっているか、もっと直視すべできしょう。時期尚早などとのんきなことは言ってられません。
滑稽なのは、在日の華字新聞がこの保護法の強硬採決に憤慨し、国民の多くは反対しているなどと書いて批判していることです。ではお聞きしますが、母国の中国ではそんなに未公開の情報はないのですか。共産党は軍事情報をほとんど世間に公開しているのですか。そんなことは金輪際ありえないこと。彼我の事情を知りながら、こんな批判をするのはやはり、ためにする批判というものでしょう。
中国では軍事に限らず、以前、温州で新幹線の列車事故があったとき、何の秘密を守ろうとしたのか知らないが、事故調査も終わらないうちに、公衆の面前で列車を埋めようとしたではありませんか。そんな国の人間が日本の秘密保護法を批判するのはちゃんちゃらおかしい気がします。今、日本を取り巻く環境は残念ながら、日本が望むのとは違って平和、安全ではありません。事故調査せずに列車を埋める、昨日までトップレベルにいた指導者を処刑する無謀な国が周辺にいるという国際環境の現状認識が必要です。ユートピア的理想主義、空想的平和主義では本当の平和は来ないのです。
反対派のデモ行進のプラカードの中には「戦前に戻すな」などと書かれたものがありました。戦前は天皇主権、戦後は国民主権、制度が全然違うのに、こういうことを言う奴には、戦後の民主主義を信用していないのかと言いたくなります。われわれは今、自民党政権が本当に悪い方向に持っていくのなら、倒すこともできるのです。それができないのは、それは、デモなどして反対するのはごく少数で、多くは今の政権を支持しているということでしょう。
下の写真は、六本木にある東京ミッドタウンの夜景。今週初め、友人との会食のため久しぶりに六本木に行ったついでに、ミッドタウンに寄りました。イルミネーションがきれいでした。
