つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

20代に化けられる韓国美容整形の魅力

 きょう中国語のフリーペーパーを読んでいたら、面白い記事にぶち当たりました。韓国は美容整形で有名な国ですから、同国の一般女性の2割、アイドルは9割が整形していると言われています。諸外国の女性もこの韓国の美容整形の普及、整形技術をよく承知していて、続々とこの国にやってきています。ところが、問題は出入国管理。入国時はいいのですが、出国時は美容整形で顔が変わっていますから、入管職員を悩ますことになるようです。
 金浦空港の国際カウンターで、ある日本人女性がパスポートを提示。実年齢は40歳代だが、写真写りが悪かったせいか、パスポート写真は50歳くらいに思えたという。ところが、目の前にいる人を見ると、どうも20歳代にしか見えない。そこで、入管職員は偽造パスポートを使った工作員ではないかとみて、彼女をとどめ置き、厳しく尋問しました。その結果、くだんの女性は、美容整形を受けたことを”白状”しました。
 それでも入管職員は信用せず、実際に手術を受けたという江南(カンナム)の病院に電話。確かに、同じ名前、風貌の人がいたことを確認したので、やっと”無罪放免”、飛行機搭乗を認めたというのです。40歳代なのに、写真が50歳代に見えるとは、この女性、よほど素材が年寄りじみていたのでしょうが、それにしても、整形でいきなり20歳代に化けられるとは驚くばかりです。だから、美容整形を受けたいという女性が後を絶たないのでしょう。
 フリーペーパーの記事によれば、最近、中国からの整形希望者も多く韓国に来るとのこと。ある病院職員によれば、中国人女性はあらかじめ、こうなりたいという理想像の写真、それは多くはアイドルや女優でしょうが、そういうものを持ってきて「同じにしてくれ」と要求するそうです。もともと素材が悪ければ、近づくことすら無理でしょうが、もし近づいたとしても、アイドルと同じ顔になるなんで気持ちが悪い。そうは思わないのでしょうか。
 韓国の統計によれば、”医療”を受けるための外国人訪問者は、2011年に2545人でしたが、12年には1万5688人、昨年13年には2万5176人と、うなぎ上りで増えているそうです。こうなると、入管職員が写真を見て、頭を悩ます回数は半端でなくなります。もう、顔で判断する時代は終わりにし、照合は指紋を使うしかありません。指紋押捺は人権問題などと言っている場合ではありません。
 下の写真は、自民党桜を見る会でのワンショット。大勢の人が安倍首相、閣僚が出てくるのを待っているところです。