つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

民主党は政権奪回のポーズ示せ

 間もなく総選挙が公示され、本格的な選挙戦が始まります。小生の周囲の多くの人からもやはり「なんのための選挙なの」「争点はなんなの」という基本的な疑問が提示されています。そのためか、われわれの酒席の大いなる話題にもならず、極端に盛り上がりに欠けています。今から予想するに、12月14日の投票率はかつてないほどの低い数字になりそうな気がします。
 小生が住む横浜市西区、南区などの神奈川2区選挙区では、いつの間にか前職の民主党議員が6区の方に鞍替えしてしまい、選挙戦に名乗りを上げるのは、現官房長官菅義偉氏のほか、共産党の候補者だけのようです。いくらなんでも、これでは大関と幕下以下の三段目の戦いと言った感じで、戦前からほとんど勝負がついているのに等しく、投票意欲を著しくそぎます。
 聞くところによると、最大野党の民主党過半数に達する数の候補者を用意していないとか。これでは、総選挙の目的である政権選択になりません。民主党はかつてかりそめにも政権を担った政党なのに、今回、すべての選挙区で選択を用意しないというのは、まあ堕落の極みでしょう。間接的に自民党の継続政権を認める、民主党は万年野党でいいと言っているに等しいことだと思います。
 今次総選挙は、ある意味、民主党にはチャンス到来なんですね。前回は確かに民主党政権の不安定さから自滅し、反動で自民党が大勝。まあどうでもいいような議員まで当選し、数的には太り気味です。となれば、今回、民主党は挽回のチャンス、フォローの風が吹いているとも言えましょう。それなのに、眺め回したところ、ひたすら守勢に回っているだけの感じ。これでは、選挙戦が盛り上がらないのもむべなるかなです。
 まあ、こう言ってはなんですが、今の民主党海江田万里代表では、野党のトップとしてはいいのでしょうが、首相になって政権を任せるといった安心感を与えないことも事実です。でも、他の野党で選択するようなところがないときだけに、最大野党の使命として政権奪回のポーズだけは示してほしいと思うのです。小選挙区制度下であれば、それが最大野党の義務だと思うのですが、、。

 上の写真は、市川市の整体院店頭にある石像の犬。小生、大学に向かう途中、いつも頭を撫でていますが、11月末に、毎年恒例クリスマス・バージョンのサンタ姿に変身しました。