つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

自民党300議席以上というのは本当か

 年末はやはりあわただしい。なるべく酒を飲む席は避けたいと思っても、次から次へと誘いが入ってきます。昨日も当初夜の予定がなかったのですが、仕事を手伝っている海外進出・投資支援企業の社長からお誘いがあって、午後5時ごろから居酒屋で飲み始めました。酒は嫌いではないので、ビール、日本酒、ハイボールとしっかり飲み、鍋料理を食べたあとカラオケの2次会へ。
 カラオケができる新橋のスナックはなんと中国最北端の黒竜江省ハルビン市と最南端の海南省海口市出身の2人の女性(双方恐らく30代)が経営。小生もビジネス上中国とかかわり、いささか中国語もできるものですから、彼女らと話が弾み、中国の歌なども歌って楽しみました。で、浦島太郎じゃないけど、あっと気づいたときはもう午後11時を回っており、横浜への帰宅は午前さまになってしまいました。
 それにしても、今、総選挙は終盤に入っているのですが、街中もテレビのワイドショーを見てもそんな感じを与えません。なんか白けています。その原因は、野党側が明確な対立の構図を打ち出せず、覇気がないことがあると思います。1強多弱では最初から勝負になりません。どうやら、新聞の予想では、自民党が選挙前議席の295を軽く上回り、300議席以上になるとのこと。これは産経新聞から朝日新聞までそういう見立てをしているのですから、まあ300議席は取れるのでしょう。
 自民党公明党の数を加えると330、340議席くらいになるわけですから、連立与党側はまったくの安定勢力になってしまいます。戦前は、「安倍は無謀だ。なぜわざわざ議席を減らすような選挙に出るのか」という見方が小生を含めて一般的でしたが、ところがどっこい自民党の大勝利に終わりそうな雲行き。結局、安倍首相は大博打に出て正解だったということでしょうか。
 自民党は優勢を意識してか、野党側の主要な議員、たとえば党首、幹事長、元閣僚クラスなどを狙い撃ちにし、落としにかかっているようです。まあ、岩手県から出ている生活の党の党首などはすでに過去の人であり、議員でいても政界に混乱をもたらすだけの人ですから、落選してもらっていいのですが、最大野党の党首を落としにかかるなどはちょっとやりすぎでしょう。
 「驕る平家は久しからず」ですから、自民党もやりすぎはよくないです。小生も、自民党の機関紙にコラムを書いている人間ですから、自民党には勝ってほしいと願っていますが、あくまで王者の風格で謙虚でいてほしいと思います。


 上の写真は、小田原文学館の庭園にあるもみじ。先々週の週末、湯河原の温泉で一泊した翌日、小田原に寄り、文学館を訪ねたところ、庭園のもみじが真っ盛り。太陽が燦燦と降り注ぐ小春日和だったので、庭園のいすに座ってしばらく見とれてしまいました。