つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

日共とつるんだ立憲当選者の大幅増はない

 昨日夜、BSフジテレビのプライムニュースを見ていたら、いわゆる評論家が総選挙の議席予想をしていました。2日後には投開票だというのに、今さら意味のないことやっているなー、外れたら大恥かくのに思って見ていたけど、これがメディアの宿命なんですね。関心のあることには何でも突っ込んで取材、分析、さらには予想もすることは避けられない。その点は小生も良く承知しています。で、予想を見ると、ジャーナリスト田崎史郎は自民235、立憲135、維新30、法政大教授の左翼山口二郎は自民230、立憲150、維新35と予想していました。

 公明はだいたい安定的に30議席程度獲れそうなので、要は衆院各委員会で自公の与党が過半数となる絶対安定多数のレベルは確保できそうだということです。つまり、政権交代どころか与野党伯仲もない。前回よりは自民党が数を減らすものの、保守系の維新が倍増、3倍増するので、憲法改正に賛成し、安全保障にシビアな保守系議席全体で見たら、これまでと変わらない構図となるということです。

 田崎と山口の予想で大きく違うのは立憲当選者の数。山口は150などとしているが、これは多分に希望的観測がありましょう。というのは、この男は、「市民連合」なるいかがわしい組織を仲介させて立憲と日共を結び付けた張本人であるからです。市民連合とは日共の別動隊に過ぎません。小生は立憲が150なんて絶対行かないと思います。日共と結びつけば、立憲に投票しようと思っていた人の2,3割は確実に逃げる。彼らは棄権するか、たとい投票所に行っても別の政党、その候補者に入れるでしょう。

 自民は嫌だ、だからと言って日共と結びついた立憲も嫌だという有権者は、別の投票先として維新を選択するのではないでしょうか。公明は自民と連立し事実上一緒だから、意味がないと切り捨てられる。維新は立憲と主張する政策、政治信条が全然違うけど、“落穂拾い”の存在意義があると思います。それで維新が大幅増になりそうだと評論家氏は予想するのです。つまり、自民に入れていた保守票が維新に移るだけで、日本人全体の政治動向に変化はないということです。ちなみに、ド素人の小生が大胆に予想すれば、自民240~245、立憲130~135、維新30くらいだと見ています。

 それにしても今回の総選挙、先般の自民党総裁選が注目され、政治への関心が高まった割には今一つ盛り上がりに欠けますね。それは、各党党首に魅力がないことが大きな原因ではないかと思います。どの党首の演説も聞きたくない。好人物という感じだけど毒にも薬にもならない、話も面白くもない岸田。耳の大きさだけが目立ち、上唇が動かないしゃべり方で説得力に欠ける枝野。毎度おなじみで印象的でない山口、志位も映像的には面白くない。で、テレビ局は党首クラスの番組が作りにくいんだと思います。

 本当は高市早苗”総理”の演説が聞きたかった。河野太郎麻生太郎副総裁の演説も面白そうだ。でも無理ですね。自民党副総裁になった麻生は、本音やはめを外す失言が多いので、視聴者は漫談師的な期待感を持つのでしょうが、テレビ局は警戒するでしょう。野党側では、演説をぜひ聞きたいという人は皆無。元総理の鳩山さんも応援演説しているらしいけど絶対聞きたくない。総理になって初めて「沖縄米軍の抑止力の意味が分かった」などと言っていた人ですから、政治音痴、政策無知。応援される候補者も人寄せパンダにはなると思っても、プラス効果をあまり期待していないのかも知れません。

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 上の写真は、みなとみらいショッピングセンターで見かけたベア。

https://www.youtube.com/watch?v=nrwXljQW4DE

 夜、独りで酒を飲むときに聞くと、うっとりします。