つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

根悪はずっと塀の向こうにいた方がいい

 川崎市多摩川河川敷で、13歳の少年が悪仲間に虐殺されました。少年はこの悪のグループといやいや付き合っていたようで、一日も早く離れたがっていたといいます。まだ大人にもなれない年齢の子供をいじめ、そのうえナイフで刺殺すなどというのは想像を絶する悪行で、怒りを通り越して唖然としてしまいます。子供を持つ親からすると、なんともやるせない事件であったと思います。
 この事件でしみじみ思うのは、犯人の18歳の少年なる男が少年法によって守られ、名前が出ないし、その家族関係、生い立ちも明らかにされないこと。どうも父親はヤクザ関係者で、事件後も「子供やっていない」などと弁護しています。世間常識的に見れば、普段の子供の素行から見て今回の犯行は容易に想像できることですが、それでも子供はかばいたいものなのでしょうか。
 今、国会では18歳投票法が審議されています。前にも触れたように、投票権を与えることは18歳を大人と認定することですから、権利を与えるのなら、責任もしっかり取ってもらいたい。今回の事件が大人であれば、懲役15年以上相当でしょうから、それなりに法的償いをしてもらいたいと思います。でも、こういう根っからの悪はシャバに出ても、また悪行を重ねるだけだから、ずっと塀の向こう側にいてもらった方がいいのかも知れません。
 この18歳男らのグループは、これまで万引、カツアゲ、暴力事件などの悪の限りを尽くし、恐らく周囲から蛇蝎の如くに嫌われていたはずです。しかし、島根県の離島から引っ越してきて右も左分からない純朴の少年は友達が欲しかったということからか、このグループの性向が分からないまま仲間に加わってしまったのでしょう。彼の状況、心情を察して余りあるし、逆に、そういう純朴な少年を毒蜘蛛のようにネットを張ってとらえ、悪の道に導こうとした悪仲間を憎悪してし切れません。

 上の写真は、横浜・みなとみらい地区にある臨港パークから見たベイブリッジ