つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

中1生徒殺害事件と北朝鮮挑発の共通性

 昨日からきょうのニュース番組を見ていると、大阪の男女中学生の行方不明(その後殺害判明)事件で容疑者が逮捕されたこと、韓国の境界線付近における拡声器放送に対し北朝鮮が「準戦時態勢」を宣言したことが大きなニュースになっていました。
 この2つ、一見無関係そうに見えますが、小生には2つの事件には共通のファクターがあるように思われてなりません。それは、この世の中は、(安保法制に反対するような)無内容平和主義者が言うほどにアプリオリ性善説に基づく、危険のない、安穏とした社会ばかりではないこということです。
 大阪の事件でまず驚かされてしまうのは、今春小学校を出たばかりの子供が夜間外出することを親がよく許したなという点。通常マスメディアの報道では、被害者側を非難するのはご法度になっていますが、どう考えてもこの男女中学生の親は異常です。ふつう子供が夜間遅い時間に、「これから小学校時代の異性の友達に会いに行く」と言って家を出ようとしたら、そのまま「どうぞ」と言うのでしょうか。
 小生自身は子供を持った経験がないので、強く主張するつもりはありませんが、自分がもし親だったら、必死に引き止めるでしょうね。まして、野宿用のテントを持って行くと子供が言うならば、なおのこと止めろと言うでしょう。世の中には、夜間にふらふらする子供に対し親切にしてくれる人ばかりでないことを小生はよく知っているからです。
 一方、北朝鮮はいつものことながら、非情に強硬な語り口です。拡声器で金王朝の悪口、韓国の豊かさを宣伝されたら、自らの独裁体制にほころびが生じるのではないかとあの刈り上げクンは心配するのです。韓国からの風船宣伝もとても嫌がっていましたからね。自分自身はスイスで優雅な暮らしをしてきて、自由の素晴らしさを知っているから、それを国民に知らせることに危機感を持つのでしょう。この問題を見ると、改めて日本の周辺には理不尽な専制の国が存在し、潜在的に危険な状態であることが容易に理解できます。
 今回の2つのニュースを見比べると、北朝鮮はまったく手におえない、話し相手にならないイスラミック・ステート並みの邪悪な集団であり、その点では、中学1年生を性的な目的から拉致、殺害する人間と変わりがありません。北朝鮮も大阪の中年ロリコン男もどうしようもない悪なのです。ですから、世の中にはこんな性悪がいることを前提に、われわれは事前に十分な安全保障を考えておかなければならないと思います。
 子供には世の中危険なことが多々あることを教え、それに近づかないようにすること、万万が一、それでも夜に外出する必要があるのなら、大人同伴とか、携帯電話を常時オンにするとか、危険察知で周到な準備をすることです。同じように、独裁体制のファナティックな国が周辺に存在する日本では周到な軍事的な安全保障を考えなければなりません。そんなことは常識で分かることですが、いまだに非武装を主張する無内容な、ノー天気な「平和主義者」がいることは理解に苦しみます。


 上の写真は、8月初め、江東区の花火大会見物のため、南砂町の友人宅マンションを訪問、その際、屋上スペースを借りて行った立食パーティー。一人一品持ち寄りの軽便なスタイルですが、最後は大量に酒と食べ物が余ってしまいました。