つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

未成年犯罪の多さはゲームの影響か

 小生の故郷である千葉県船橋市を舞台にして、またまたいやな未成年絡みの殺人事件が起きてしまいました。18歳の少女を同年齢の女性とその男の友人たちが寄ってたかって暴行し、山林に生き埋めにしたというのです。暴力団も顔負けの手口、残忍性は想像を絶するものがあります。およそ18−20歳の少年、少女のやることとしては考えもつかない、際立った異常性を感じます。
 事件はそもそも18歳女性同士の金銭のもんちゃくが発端のよう。いたって単純な動機です。つまり、犯人側の女性は被害者に数十万円の金を貸したが、返してもらえないので腹を立て、男の仲間を引き入れて報復のリンチに出たという筋書きのようです。金の問題が殺人に発展するケースは暴力団絡みでありますが、18歳未成年の少女同士の争いから起きたというのは、ぶったまげものです。
 しかも、犯人側の18歳女性の犯行を手伝った20歳の男性2人は、被害者と何の面識もないとのこと。そんな人間が、知り合いの少女に殺人を頼まれてほいほいと応じるという構図は怖いです。これでは、いわゆる殺しのプロ、「殺し屋」ではないですか。残酷なことを”平気”にしたこの男たちはもともとどういう性格なのか。どういう家庭で、どういう生活環境にあったのか。興味の尽きないところがあります。
 先般は川崎市でも不良少年グループが12歳の少年をいじめの上、虐殺する事件がありました。未成年者による殺人事件が昨今、起こり過ぎます。これって情緒未発達の異常な人間による特異なケースだとして済ましていいものなのか。ひょっとしたら、別の理由があるからでは。つまり、暴力が横行し、簡単に人が殺されるものが多いゲームソフトの影響があるのかも知れません。
 ゲームソフトは人が大勢死んでも、リセットが利きます。このため、実社会でも暴行、殺人を犯してもリセットが利くと本当に思ってしまうバカがいるのかも知れません。ゲームの影響なら、これは一緒の社会現象であり、今後も起こり得ます。ちょっと怖い社会が到来したような気がしてなりません。

 上の写真は、上海市虹口区で食事したレストランから見えた浦東地区のテレビタワー「東方明珠」。