つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

初体験、テレビの生番組出演

 どういうわけか分からないのですが、大阪の朝日放送から、生番組で中国軍の南シナ海進出問題を話してくれないかという話が舞い込みました。土曜日午前の番組で、前日金曜日に大阪入りするのですが、小生、両日ともまったく予定が入っておらず(それは当たり前で翌週入院、手術を控えているので自重)、断る理由がないので、この申し込みを承諾、ホイホイと大阪まで出かけました。
 出演したのは「正義のミカタ」という番組でした。当初、京大の藤井聡教授とか、評論家の宮崎哲弥氏、元大蔵官僚の高橋洋一氏、 大阪市大の朴一教授、コメンテーターの小西克哉氏が一緒なので、報道番組かと思っていたのですが、どうやら東野幸治という吉本芸人が司会をし、吉本系のにぎやかし芸人も多数出演しており、バラエティー番組っぽい。さらには向こうのディレクターによれば、結構くだけてやってくださいなどというので、直前はどうやるのかとお先真っ暗になってしまいました。
 でも、東野という芸人は超一流の司会者で、生番組であってもきっちり笑いを入れて取りし切っていて、改めて吉本芸人のすごさを感じました。小生はまあ、リハーサルもあったのでなんとか上がらずにやれましたが、南シナ海への中国進出問題は出演者のだれでも関心を持っているようで、小生が説明するまでもなく、口を挟まれ、特に後半はしゃべる機会を与えてくれませんでした。
 もちろん、南シナ海問題では小生がプレゼンテーターですから、最初の10分ぐらいは東野氏と小生がボードを見ながら掛け合いをする形になり、話す時間は十分にありました。ところが、後半は文化人、吉本芸人も含めて共演者が勝手に話しだし、こちらは話すタイミングを失ってしまいました。
 そこで分かったことですが、生番組で大勢が出ている場合、自ら積極的にしゃべろうとしないと、決して話す機会は回ってこないということ。朴一さんなど他人が話しているところに、「自分にも話させてくれ」と割り込んだほど。テレビ文化人、芸人は画面にでて、話してナンボですから、とにかく目立とうとします。
 小生、これまで広島のローカルテレビに出たり、日本テレビの「スッキリ」という朝番組に2回出たりしましたが、いずれもビデオ出演で、生番組は今回が初めて。しかも15分ぐらいプレゼンするというので、出演話を受けた当初はかなり緊張しました。しかし、面白いもので、1回やると度胸がついた感じがあります。
 南シナ海問題が終わると、次に大阪都住民投票問題が取り上げられ、またまた場内は喧々諤々。大阪の地元だけに、出演者も関心は高い。ところが、驚いたことに20人近くいた出演者のうち、実際に住民投票をした人はたった一人だったのです。つまりほとんどの出演者は住民投票の対象になった大阪市民ではなく、大阪府下の市町村、隣の神戸市やその周辺都市、さらには京都、奈良の住民だったということです。これは意外でした。
 この番組では、小生、最初のプレゼンが終わった後も、文化人セクションの後段、高橋洋一先生の隣に席が用意されていてずっと場内に座っていました。大阪都問題で発言はしませんでしたが、雰囲気は十分楽しめました。いやー生番組は面白い、テレビ出演に酔うとはこのことか。次回に機会があれば、もっと余裕を持ってやれるだろうなと思っています。

 上の写真は、大阪の大川と中之島の風景。左側に見える茶色の高層ビルが、小生がテレビ局から手配され、泊まったリーガロイヤルホテル