つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

花見の宴で沸騰したのは乙武氏の不倫話

 東京では3月21日に桜の開花宣言が出されたのに、その後寒さが続き、一気に満開とはなりませんでした。4月第一週のこの週末になってやっと満開です。今年は例年になく、開花のスピードが遅いようです。それでも、やっと満艦飾に張り付いたソメイヨシノの薄ピンクの花を見て「ああ、今年も春が来た。また桜を見ることができた」と嬉しい気分になりました。
 4月1日、通っている市川の大学の教員集会に行き、新年度始め恒例のパーティーに出ました。そのパーティーは早々と辞し、一人ワインを入れたコップを持ち出して、それをちびりちびりやりながら、大学近くの弘法寺にあるソメイヨシノの大木やしだれ桜を鑑賞しました。夕方の寺の境内で鑑賞者は1人か2人と少ない。この時も酒が入っていたせいか、いつもながらの「桜はいい。日本人に生まれて良かった」という高揚感がありました。
 実は、参加している勉強会の花見の宴は早々と3月25日金曜日の夜にあったのです。集合サイトはいつもながらのJR市ヶ谷駅近くの土手の上ですが、この日はまだ1分か2分咲き。ちょっと不十分な感じがしたものの、それでも酒飲みにTPOなし。いつもながら、飲んで騒いでさまざまな話題が飛び出し、議論が沸騰しました。
 その話題の中でとりわけ参加者に関心が持たれていたのが、例の「五体不満足」の著者乙武洋匡氏の不倫話。だれもが最初にこの件を聞いたとき、その意外性に驚いたというのです。もちろん、身体障害者であるなら、すべて品行方正に徹し、聖人君子であらねばならないなどと思っていません。若い男性であれば性欲もあるし、妻以外の女性に関心を持つことはありうることですから。
 でも、可能性の問題として、五体不満足な彼がよくそういう状況を作り得たなという点ではすごいことだという感想は共通していました。彼は有名人であり、あの独特の車イスに乗っていれば目立つこと限りなしですが、その”逆境”を跳ね返してなお妻以外の女性に接近しようと努力するそのバイタリティー、こまめさに驚いたというのです。
 酒の勢いもあり、この話の中で、乙武氏はいったいどのように女性を楽しませるのだろうなどといったベッド上のことについても想像論が飛び交いました。でも、不謹慎な内容なので、ここでは詳細に触れません。
 残念ながら、乙武氏はこの件で今夏の参院選自民党候補者リストから外されてしまいました。不倫を理由にされてしまうなら、本来多くの議員が失格者ですが、、。でも乙武氏はそのさわやかさで売っていただけに、その意外性が決定的に彼の評判を落としてしまいました。有名人コストでしょうか。かわいそうな気もします。


 上の写真は、通っている大学構内の桜並木。下の写真は、本文中にも触れた市川市国府台の弘法寺内にあるしだれ桜。天候が悪く、しかも夕方の撮影なので美しさは十分に出せません、悪しからず。