つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

胃がんの手術から丸1年が経った

 胃がんのため、胃の全摘出手術をしたのが昨年5月27日。前日の26日、ちょうど1年前の今日、横浜みなとみらい地区にあるけいゆう病院に入院しました。その夜、内人が帰ったあと、なんとわびしさが募り、大きな不安がよぎったことか、今でも忘れられません。何しろ、病院に入院する、つまり病院に泊まるのは初めてでしたので。
 1年経って振り返ると、案外早かったなという感じもします。今では、徐々に健康体を取り戻しつつあるように思います。でも、手術の2、3カ月後、食道と小腸の縫合部が狭くなり、液体以外通らない状態が続いたときは大変でした。固形物の何を食べても、すべて吐いてしまう。トイレでずっとかがみこんで、吐き続けたこともありました。体重も75キロぐらいから61、2キロと激ヤセです。
 その狭窄部分を広げるため、バルーンを使って拡張するミニ手術をしたのですが、これが辛かった。都合9回くらいやりました。普通麻酔をかけてやるのですが、一時、ノー麻酔でやったことがあり、このときは死ぬほど苦しみました。今月初めに久しぶりに内視鏡(胃がないので胃カメラとは言わない)を呑み込み、担当医師に診てもらいましたが、狭窄状態はなくなり、結構広がっているとのことで、安心しました。もう二度とバルーンの拡張”工事”はご免です。
 小生のがんは、定期健診で見つかったもので、しかも早期発見。まだ、リンパ腺まで浸食されていなかったので、転移はないとの見立てでした。したがって、胃を全摘したあとは、バルーン拡張以外、抗がん剤を呑むなどの事後の治療はなし。ただし、定期健診は必要で、1カ月に一回は病院に行き、担当医師に診てもらっていました。
 5月で1年経ったので、あとは3カ月に一回くらいの診察でいいと医師は言うのですが、内人は1カ月半に一回にしろとうるさい。何事にも逆らえない小生ですので、それに同意し、今後は1カ月半に一回のペースで病院通いをしていきます。
 けいゆう病院ではそのほか泌尿器関係でもご厄介になっています。胃がん検診、MRI、CTなどの検査などを含めると、これまで平均すれば、1カ月に2回弱のペースで行っていました。なんだか、通勤するような感じで病院通いするのは悲しいことです。
 

 上の写真は、京都太秦東映撮影所のアトラクションスぺース映画村の風景。チャンバラのパフォーマンスを見せてくれたり、顔だけ出して「子連れ狼」になれるところもあったりで、結構楽しいです。