つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

次の都知事はだれがふさわしいか

 舛添要一都知事が辞任表明して、次はだれになるかが焦点になっています。民進党野党統一候補として蓮舫参院議員を念頭に置いているようですが、彼女は17日、都知事への出馬を否定、既定方針通り今夏の参院選を目指すことを明らかにしました。まだ、最終決定でなく、説得されれば、どうなるか分かりませんが、もし彼女の意思が固いとなれば、現時点で各党とも有力候補はおらず、まったく白紙の状態ではないかと思われます。
 有力だと言われた蓮舫氏が都知事への立候補を止める理由は定かではありませんが、保守との一騎打ちとなった場合勝ち目はないと彼女なりに判断したのかも知れません。選挙戦になれば、ネガティブキャンペーンも出てくると思いますが、その時、民主党政権時代の事業仕分けの映像が流され、「なぜ二番目じゃいけなのですか」などという彼女の言葉が流されるでしょう。
 この言葉は、さまざまなところで批判されていますが、都知事選でもかなりのダメージになるでしょう。小生も個人的に見て、あの言葉はいただけないと感じました。あまりにも主婦的な感覚が強すぎて、国家を繁栄させようという政治家の意気込みがまったく見られませんし、言い方も上から目線のようでもありました。
 小生は人種差別主義とは正反対の人間ですが、彼女は父親が台湾人でしかも蓮舫という中国人的な名前を名乗っています。彼女は北京に留学していますし、いわゆる華人系であることの誇りを前面に打ち出している人です。参議院の一議員ならいろいろな出身の人がいていいと思いますが、首都東京のトップとしてはそれがふさわしいのかどうか。
 もちろん、ロンドンの今度の市長がパキスタン系でイスラム教徒であることも知っています。しかし、首都のトップでそういう出身者がいいとは小生は思いません。東京は一ローカルかもしれませんが、同時に、首都は国家の顔であり、国と同じレベルと考えていますので、やはり明らかに外国出身であることをにおわすような人名、そういう環境を過ごしたことを誇りに感じる人は避けるべきかなと思います。偏見かも知れませんが、。
 じゃ、だれが都知事にふさわしいかと問われると、まだ確たる意見もありません。ただ、小生は前にも書いた通り、これまでの都知事のように権力機構のなんたるかが分かっていない物書きやアカデミー出身者、ましてや芸能人は駄目、地方自治の仕組みが分かっていない人も駄目だと言いたいです。
 となると誰か。やはり政治家歴の長い人か官僚出身者が現時点では一番好ましいのではないでしょうか。賄賂による失職を恐れる官僚は、金銭問題にシビアに対処し、舛添のような公私混同無感覚者とは対極のところにあります。今、巷間噂になっている「嵐」櫻井翔の父親桜井俊総務事務次官などはその点、一番ふさわしいように思います。彼が今夏、官僚の最高ポストをもって退官するのはまさに神が与えた巡り合わせ、天啓だとも思います。

 上の写真は、南房総・鋸山にある空中にせり出した岩。