つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

民進党蓮舫代表なら日本の不幸

 岡田克也氏に代わる民進党の代表選が9月初めに行われます。蓮舫女史と前原誠司議員の一騎打ちになりそうです。自民党贔屓の視点で見れば、前原氏が代表になると、安全保障政策が自民と似ているし、どちらかと言うと反共でもあるので、対立軸が分かりにくいところがあります。ですから、蓮舫女史が代表になってもらうと有り難い感じがしますが、日本という国家全体で見ると不幸でしょうね。
 蓮舫女史は、父親が外省人系台湾人の子孫であり、北京に留学経験もあるくらいですから、かなりの親中派です。となれば、尖閣諸島をめぐる安全保障政策に関しても、恐らく中国、台湾寄りでしょう。彼女の心の内では、南シナ海への中国の海洋進出問題には「日本はいらぬ介入はするな」、東シナ海問題でも「尖閣はもともと中国、台湾のものなのだから、日本は中国の要求に従え」という意見でしょう。
 民進党は最大野党で、しかも一度政権を取ったことのある政党。もし蓮舫女史が民進党の代表になれば、今後、再び政権を取った場合、彼女が首相になるわけです。そうなったら、日本国の安全保障上、最大の不幸になってしまいます。民進党が近い将来再び政権を取る可能性はかなり低いことが不幸中の幸いですが、、。
 そもそも参院議員である彼女がなんで代表選に出るのか。大政党であれば、当然その代表は衆院議員の方がふさわしいし、国会運営上もやりやすいと思います。しかも彼女は国会議員歴がそれほど長いわけではありませんし、頭脳明晰の政策通であるとか、強烈な個性があったり、リーダーシップを持っているとかの御仁でもありません。
 現代表である岡田氏に「つまらない男」、事業仕分けで「2位ではいけないんですか」などと言い放つ非常識さ、傲慢さ、愚かさも小生からすると、ちょっとうんざりします。早い話、小池百合子都知事が誕生するなど、政界は世界的に女性トップブームであることから、民進党もそれに便乗して女性党首で党勢を拡大したいと思っているのでしょうが、女性であればだれでもいいということにはなりません。
 この女史はまた、社共などとの野党提携推進派であるといいますが、社共が日本の安全保障をどれだけスポイルしてきたかを承知しているのでしょうか。「北朝鮮工作船侵入、拉致などありえないこと」と言って暗に放置させてきたのが社会党だと知っているのでしょうか。
 民進党は野党提携などをしている限り、万年野党のままですが、それでもいいと言うなら、蓮舫代表でもいいのでしょう。ですが、政権回帰を願う支持者は、恐らく彼女ではダメだと思うはずです。いずれにしても、代表選が楽しみです。蓮舫代表になって、ますます民進党の体たらくが進み、日本維新の会中心の自民に代わる責任政党が出てくることを期待したいと思います。

 上の写真は、京都・鴨川の四条大橋から見た川床、河川敷の風景。内人の母親の法事で駆け足で京都に行ってきました。世界的な観光地にふさわしく、大勢の外国人が来ていました。