つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

女優の息子の犯罪、やはり親の責任ある

 今日、毎月月末恒例の千葉での飲み会があり、参加しました。ここで話題になったのは、女優高畑淳子さんの息子のレイプ事件でした。小生は子供がいないので、ストレートに「こんな子供に育てたのは親の責任」と言いましたが、これに対し、子を持つある女性から「子供は別人格。いくら厳格にしても、親の言うことを聞かないことがある」と反撃されました。
 正直、そう言われてしまうと、返す言葉が見つかりません。所詮、子育て経験のない人間の無責任発言と見られても致し方ないでしょう。ですが、それでもやはり小生は親の責任はあると思っています。レイプは少なくとも、万引きなどと違って発作的にする犯罪でなく、殺人、強盗などと同質のかなり”積極的な”犯罪です。こんなことがいけないと教えることは親の責任だと思っています。
 今回の高畑女史の息子のケースを見ると、やはり甘やかされ、奔放に育てられたためかと思わざるを得ません。聞くところによると、この家は母子家庭で父親がいないとのこと。であれば、父のいない申し訳なさから、母は必要以上に子供に甘くしていたと思います。物の分別を教えていたか大いに疑問です。
 この息子は、それは少しは才能があったのかも知れませんが、俳優になるきっかけは親の七光りでしょう。コンクールで優勝したとか、だれかに弟子入りして下積み生活の苦労をしたとかなしに、いきなり公共放送のドラマで脚光を浴びてしまったのです。ですから知らず知らずに天狗になり、何もかも自分の思い通りになると錯覚していたに相違ありません。
 たぶん、自分は有名俳優、少しハンサムであり、どんな女も自分がのしかかれば応じると思っていたのでしょう。おごり、軽薄の極み。ですから、恐らく犯罪にはなっていないけど、同様ケースがこれまでもあったと推察できます。本人は、今回、相手が40歳以上のホテル従業員であったから問題になったけど、若い女性ならうまくいっていたと思っているかも知れません。
 それにしても、高畑淳子さんは大河ドラマ真田丸」でも見せたようにユーモラスの演技ができる人で、小生の好きな女優の一人。それだけに、大いに残念です。犯罪とその経緯はともなく、彼女は親の責任を自覚し、世間に謝罪した態度は立派だと思います。

 上の写真は、ハバロフスク市内の目抜き通りで見かけたストリートミュージシャン