つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

日本人女性から見て嫌われる態度は?

 今回の話題も在日華文フリーペーパーに掲載されていた記事から取り上げます。「教養ある男性とはどのような人か」というなかなか興味深い見出しが掲げられておりました。でも書かれた中身は「教養ある人」のタイプでなく、逆に「嫌われるのはどんな態度か」ということ。中国人男性が日本で生活することを想定し、日本人女性から見てどんな態度、行動が気に障るか、不快に感じるかという視点で述べています。
 それによると、まず部屋に上がる際脱いだ靴をそろえない人、脱ぎっぱなしにする人はダメだと指摘しています。これは、男性の父母のしつけの良し悪しを一番感じる行動だといいます。でも、中国では部屋に入る時に靴を脱ぐ習慣がないので、もともと分からないと思いますが、、。
 次は、デートの時に相手にためらいなく割り勘を求める男。女性から見たら、思いやりのない人間に映るらしい。確かに、ビジネスライクにいきなり要求では、気分台無しですが、、。でも安心してください。中国では割り勘の習慣はありません。男性同士では誘った方、男女の場合は男性が払うのが普通です。
 3番目に、大声で他人を叱る人、怒る人。昔からすぐに瞬間湯沸かし器のように感情を露わにする人は「理性、抑制力がない」として嫌われますが、教養のある人は常に温和な話しぶり、立ち振る舞いだというのが女性一般の見方であるようです。
 4番目に、食事での行儀の悪さも問題だとしています。食べる時にくしゃくしゃと音を立てる人、口に食べ物が入っているのに話す人は論外。みんなが一緒に食べる皿にすぐに自分の箸で手をつける人もダメと言うのです。でも、これって共通箸を使わない中国ではよく見る光景です。日中の常識の差異を感じます。一般に、食事の時が一番その人の育ちが分かると言います。心しないといけませんね。
 5番目は、聞き苦しい言葉や卑猥な言葉を使う人、そういう話をする人。小生も酔うといささか卑猥になるところがあるので、要注意です。6番目に大声で話す人、乱暴な言葉遣いの人。女性から見て、教養のある人は一般に小声でゆったりと話すとの認識なのでしょうか。また、敬語がきちんとできない人もダメなようです。でも、これは外国人には通じませんね、過剰な要求かも知れません。
 6番目、テーブルマナーが悪い、あるいは知らない人。西洋料理はともかくとして、日中共通しているのは箸ですから、この使い方が一番気がかりです。地位が高い人でも結構箸の持ち方がデタラメの人がいますが、これも家庭のしつけを感じさせます。7番目は座り方。日本はもともと和服にふさわしい座り方があり、本来なら子供の時にきちんとしつけられている。乱暴な座り方はそれができていなかったからということでしょうか。
 いちいちごもっともなご指摘。日本人女性に接しようとする中国人男性に限らず、われわれにも非常に参考になるサジェスチョンです。歳を取ればとるほど、教養ある形を意識しなければなりませんね。

 上の写真は、スリランカ南部の都市ゴール近くの海岸線で見た風景。