つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

パンギブンのいい加減さは顔で分かる

 人の顔は人生の鏡、履歴書、特に50歳過ぎの男性はその人が歩いてきた人生、あるいは人生観がもろに顔に出てくると言われています。いい加減に生きてきた小生の顔も厳しさとは縁遠く、どう贔屓目に見ても他人に誇れるようなものではありません。ですから、他人のことをとやかく言えないのですが、敢えて今回はパンギブン(潘基文)前国連事務総長の顔について触れたいと思います。彼が韓国大統領選に出るというからです。
 パンギブン氏は最初に事務総長になった時、言っちゃなんですが、なんでこんな人がと思いました。韓国の盧武鉉政権下で外交通商相をしていた時もいい加減な仕事ぶりだったし、英語がちょっとうまいというだけで、およそ信念など持ち合わせていない、他人にへらへらすることだけはうまそうな顔つきでした。そんな彼が国連の事務総長になり、そして10年間、実際どうだったのか。
 英国誌エコノミストは「彼は無能であり、ネポティズム縁故主義)によって国連を私物化した歴代最悪の事務総長の一人」と酷評したそうです。確かに、小生の記憶でも現在ある国際紛争に身を挺して介入し、解決したなどという話など一つも聞かないし、それどころか成果はどうであれ解決に向け乗り出したという話すら聞きません。
 そのくせ、国際的な会議、オリンピックなどのイベントは好きなようで、ひんぱんに顔を出す。ついには中国が挙行した抗日戦争70周年式典にも、大勢の西側指導者が出席を拒否する中で何のためらいもなく列席していました。エコノミスト誌の評価を待つまでもなく、目立ちたがり屋の単なる無能官僚です。それが恥の上塗りにも、今回さらに韓国大統領選にも色気を持っているというのですから、開いた口がふさがりません。
 選挙を意識してか、パン氏は「釜山の慰安婦少女像を撤去しなくていい。日本が執拗に要求するなら、慰安婦への10億円の拠出金など返せばいい」などと大衆に迎合するような発言もしています。日韓で合意した内容を簡単に反古にするとは、およそ国際条約や協定を順守する立場にあった国連事務総長の言葉とも思えません。彼自身はその矛盾を分かって言っているのか。
 名前は売れていると思いますが、彼に能力がないことは一目瞭然です。あのいい加減さはすべて顔が物語っています。それなのに本当に韓国民は彼を大統領候補に押し上げ、最終的に大統領にするつもりなのでしょうか。もしそうだとしたら国自体おかしいと思わざるを得ません。

 上の写真は、我が家の愛犬マオ。最近、幼児返りしておんぶされるのが好きです。