つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

地球上人口の絶対許容量はあると思う

 国連の「世界人口展望」で、世界の人口は2050年に100億人に近づき、2100年には112億人になるとの予測が出ています。地球がもともと持つ人口許容量限度について、確か、昔は36、7億人ではないかとも言われたし、今では80億人説が出ています。80億人許容量としても、間もなくそれを超えるのですから、地球の未来は危ういと言えましょう。
 小生は子供がいないので、地球の将来を非常に冷静、いやもっとざっくばらんに言えば冷淡に見ています。人口増がこのままいけば、必ず限度に達するし、そのときはさまざまな不具合、争いが起こるとの思いを持っています。でもそうは言いながらも、”刹那的な”視点で自分が生きている間(あと15−20年程度か)にはそんな時期はこないだろうと安直にも考えてもいますが、、。
 いずれにせよ、小生に限らず、永遠に地球の生命体が存在すると思っている人はほとんどいないでしょう。地球の自然サイクルを見ても、これまで何度か氷河期到来などで生命体全滅の時期がありました。あるロシア人科学者は最近、「2015年から氷河期へのプロセスが始まった。今、地球は第6次の生命体絶滅の危機にある」などと指摘しています。
 地球温暖化が進んでいるときに、氷河期到来を言うのは何だかそぐわない感じがしますが、これはどうも多方面から出ている予測であり、真実性が高いようです。地球の自然サイクルはともかくとして、このまま環境汚染が続けば、地球は痛み、人口増加で水や食糧、燃料をめぐって争いが起こり、自然サイクルに関わらず自滅してしまうことがあるかも知れません。
 人口増への対処として、まあ、海水の真水化や食糧生産のファクトリー化を進めれば、限りなく許容限度は拡大できるという説はあります。エネルギーもかつては石油有限説があったが、今ではシェールガスメタンハイドレートが出てきて希望が持てるようになりました。人間の智慧、科学の進歩が限界を作らせないということなのでしょうが、果たして最後まで可能かどうか。
 月や他の衛星への移住などという話も出てきそうですが、空気のない他の星や月で生命体が維持するのは難しい。それより、地球上で未開の地、例えば、ロシアのシベリアやカナダの北極圏、アフリカの砂漠などでの居住適正化を図る方が可能性はありそうです。でも、たいへん悲観的ですが、地球の人口絶対許容量はあると小生は思っています。


 上の写真は、秋田県湯沢市の秘境川原毛大湯滝と、大湯滝の温泉滝つぼで、地球の未来など考えずに刹那的に、無邪気に遊ぶ小生。