つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

ドライバー、くだらないことに何怒る

 最近のテレビワイドショーを見ると、横暴なドライバーのケースが盛んに取り上げられています。放送されたいくつかのドライブレコーダーの映像を見る限り、何を怒ってそんなに見ず知らずの他人に悪さをするのか分かりません。自動車に乗ると、緊張状態から簡単なことでも切れてしまうのかも知れません。
 あるケースではこんなのがありました。自分の車を追い越していったのに腹を立て、再度抜き返し、その前でジグザグ運転で通路妨害したり、高速道路上で突然止まるなどの行為。およそ常識では考えられない乱暴運転です。またあるケースでは、道路上のカーチェイスで問題があったのか、相手の車の前に止まってわざわざ降りてきて運転手に乱暴を働いていました。
 道路上問題を起こす車同士は、恐らく全部が全部相手の運転手とは何の関係もない赤の他人同士でしょう。つまり、従来からの遺恨がない相手にどうしてそんなに怒れるのか。暴力を振るう奴は、たいがいトラブルの原因を自ら作り、乱暴運転した方なのです。これも面白い。
 自分の方が明らかに運転技術が上、しかもこちらの方がいい車(高級車)なのに抜かしていったとか、遅いからとしてライトでパッシングをかけられたとか、高速で横を通ったとき運転手から顔を見られ、乱暴運転をたしなめられたとか。理由は実にくだらない。怒るようなことではないのです。
 もし小生がドライバーなら、こんな車が来たら、減速してすぐにわきに寄り、先に行ってもらいます。先日秋田で久しぶりに運転したときもそうしました。でも、小生の友人の中にも自らの運転技術のうまさを誇るあまりか、必要以上に車間距離を詰めたり、下手な運転で自らの車の通行妨害をされると、車内で舌打ちしたあと口をついて非難したりする人もいます。
 こんなことはできたら止めてほしいのですが、運転手本人にしたら声を出すことで、運転の緊張状態をほぐす効果もあるのかも知れません。ですから、必要以上に止めろとも言いにくい感はあります。いずれにせよ、怒りは事故を起こしやすいという面があるので、その原因を避けるべく、周りに乱暴な運転の車を見かけたら、近づかないことが肝要かと思います。

 上の写真は開港パレードに出場した華僑団体の獅子舞。