つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

GWは岡山で城めぐりとキャンプ

 われわれのような年金生活者は、わざわざゴールデンウィーク(GW)を選んで旅行に出る必要はないのですが、同行する人がサラリーマンや企業人であれば、彼らの日程に合わせるためにどうしてもGWの日程になってしまいます。今年のGWは、小さい会社を営む香港時代の友人夫妻と車で岡山を旅行してきました。彼らの仕事の関係でこの期間を選ばらざるを得ず、方々の観光地では大変な人出に遭遇しました。
 なぜ旅行先が岡山かというと、友人夫妻の息子一家が転勤で岡山市に住んでおり、彼らにとっては息子はともかく、孫に会いたいのが一番の理由。小生も香港時代、小学生だったこの息子と一緒に山登りをしていて旧知であり、久しぶりにお会いしたかったこともありました。また、彼ら夫妻の友人が岡山県津山市で開業医をしており、そこを訪ねることも。さらに、同県矢掛町にはわれわれの香港時代の遊び仲間が住んでいて、彼に会うという理由もありました。
 というわけで、結局、岡山から津山に足を伸ばし、津山から備中高梁を経て矢掛町に出て、会いたい人は全員に会うことができました。その上、図らずも岡山、津山、備中高梁で城見学までしてきました。香港時代の別の友人の中には、ほれ100名城、やれ200名城などとスタンプブックを持って国内の城めぐりをしている人がいます。小生自身は、古民家ほど城に興味があるわけではないのですが、この3城を見て良かったと思いました。
 新築の岡山城はともかく、城址公園だけの津山城は趣深く、それから大河ドラマ真田丸」のタイトルバックにも使われた高梁の備中松山城は高山の上にある竹田城のような天空の城であるだけに素晴らしい風格を感じました。小生らが行った午前十時ごろには、中腹の駐車場にすんなり入れましたが、正午を過ぎ、帰るころには駐車場に入る車列が坂道に延々とできていて、さすがに人気の城の感。GWがそれに拍車をかける混雑でした。
 最後の夜、矢掛町の友人の案内で町が造成した亀島キャンプ場なるキャンプ地で野営しました。小生らのほかにも、高級テントを張った家族づれがちらほら。津山の開業医さんからいただいた酒、高級肉に加えて、スーパーで野菜を買い込み、キャンプ地でバーべキュー。木々に囲まれた中で泥酔しました。香港時代には山野や浜辺で火を焚きながらよくこんなことをしていたなぁと思い、しかも今回のメンバーが当時と同じなので(歳は20歳以上加わっているが)感慨無量でした。


 上の写真は、備中松山城天守閣を背景にした小生。下方の写真は、矢掛町亀島キャンプ場でのわれわれのサイト。左側の黄色いメスナーテントが小生の寝床。