つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

蝉の声もない盛夏、暑さはいつまで

 今年の夏は確かに暑いですが、テレビのニュース番組を見ても、ワイドショーを見てもどこもワンパターン。語り手がデジタル表示の温度計を手に持ち、「こちらはすでにこの温度です」などと40数度の数字を見せ、そのあと街中の人にインタビューし、「今年は特に暑い」などと言わせる手法です。日本中、ごく一部のところを除いてどこも暑いのですから、今さら暑い暑いなんて大げさに騒ぐ必要もないし、ニュースにもならないと思うのですが、一向にこのパターンは止みそうにないです。
 今年は7月初めにいわゆる「梅雨空け」があったそうで、7月中旬にしてもはや相当長い間、夏をやっている気分。でも、よくよく周りを眺めると、まだ激しい蝉の合唱も聞こえてこないんですね。ふつう、盛夏というのは8月で、蝉の声、ひまわりの花、稲穂のトンボというのがセットのような気がするけど、7月だとまだそれがない。
 で、7月に猛暑が続いて、さらに8月もこの暑さは続くのでしょうか。そして9月の中旬まで。暑さが嫌いでない小生はむしろ好ましい状況と思うのですが、内人はへばっています。そこで、いつものように家では、エアコン嫌いな小生とエアコンかけ放題の内人との争いが起こります。エアコンと言えば、どこもかしこも昨今は温度下げ過ぎです。特に電車の中は、人がまったく動いていない状態なのですから、せいぜい28,9度でいいと思いますが、やたら”涼しさ”の過剰サービスです。
 ところで、大学の授業も来週で終わり、試験の採点と評価付けを終えれば、小生も夏休みに入ります。毎年8月、いつもご一緒するかつての大学同窓記者仲間との旅行はなくなったので、8月の旅行計画はありません。ですが、9月中旬に一人でツアーに参加し、トルコ旅行をしようと思っています。シュリーマンのトロイ遺跡発掘の話を昔、英文で読んで以来、いつか行ってみたいと思っていたところです。
 この旅行は8日間。ここ10年以上、年齢のことを考えたり、病気をしたこともあったりして、長期間の日程、フライト、時差のあるところへの旅行をなるべく避けていました。でも、自粛すればますます活動範囲は狭まってしまいます。倒れた時はそれでもいい、異国で客死するのも一興などと居直る心境になりました。まあ、たかが8日間でオーバーですが、、。

 上の写真は、浅草から見た吾妻橋スカイツリー方面。