つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

江夏豊も言った、やはり交流戦はいい

 昨日、BSでプロ野球交流戦の3試合を放映していました。ですから、ガチャガチャ、チャンネルを回して見たいところ取りの選局をしていましたが、たまたまソフトバンク阪神戦を見たら、往年の名投手、江夏豊が解説者で出ていて、こんなことを言っていました。「近年、プロ野球はさまざまな改革をしてきていいものはなかったけど、交流戦だけは良い改革だった」と。これは小生とまったく同じ意見だったので、あの江夏がそんなことを言うのかと思わずうなってしまいました。

 やはり交流戦は面白い。同じリーグ同士だと投手とバッターは再三の経験で勝負どころが分かってしまう。もちろん、裏をかくということもありますが、投手って結局、勝ちパターン、打ち取ったパターンを覚えているから、最後は勝ちパターンの通りの配球になるのです。それをバッターは知っているから、別の球を狙っているふりをして、実はしっかりと勝ちパターンの球を待っていたりします。

 そういうなれ合いの対戦より、交流戦は普段会っていない投手とバッター。彼らはほとんど個人的な事前のデータがないので真剣になれると思います。そういう意味で興味深い。この交流戦、セパの同じチームのカードがたった3戦というのは少なすぎる感じがします。せめて同一カードで5戦はやってほしいなと思います。6月に最初の交流戦3戦をやったら、次に8月末から9月ごろにかけて各カード2戦くらいの交流戦があってもいいかなと思います。

 これまで、交流戦は圧倒的にパリーグチームが優勢でした。今年も最初はそんな感じでスタートしましたが、今日12日現在、セリーグが頑張って若干負け込みの数を減らしています。やはり、セパが拮抗している方が両リーグの発展のためにいいし、第一、試合に期待が持てる。リーグのランクが必ずしも交流戦勝敗ランクに関係しないのも面白い。セリーグ首位の広島が負け越しているのに、4位のDeNAが結構健闘しているのは、横浜市民としては嬉しい状況です。

 それはともかく、ちょっと気になったのは、交流戦は良いと言った江夏氏が気に入らないと思った改革っていったいなんだろう。小生、想像するに、申告敬遠なんていうのはやだなーと思っているに相違ありません。きわどい場面のビデオ判定にも一家言ありそう。ビデオ判定って、いったいだれが最終決定権を持っているのかが分からない。それだけ、不満が残るところがあります。FA制度を拡大解釈したり、ポスティングシステムなんていうのも小生は好きではありませんが、江夏氏はどう思うか。

 日本人選手はもっとプロ野球に真面目に取り組めよ、メジャー行くためのステップにするなと言いたくなります。確かに、メジャーに行く選手は日本よりは高給が保証されるし、日本のメディアにも注目もされます。一流の選手というイメージがつきます。でも、球団数の多いメジャーの野球の質なんて、結局大したことないじゃないですか。小生の好きなコメンテーターの張本勲氏も日本人選手のメジャー移籍に批判的だけど、小生も「メジャーがなんぼのもんじゃい」と叫びたいです。

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上の写真は、千葉県香取市香取神宮前の土産物屋さんの店頭にいる九官鳥のキューちゃん。店の名物は草団子ですが、キューちゃんは「団子、おいしいよ」ときれいな声で宣伝するのです。