つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

GSOMIA破棄ならそれでいい、日本から折れるな

 日韓の軍事情報包括保護協定、いわゆるグソマイヤ(韓国式表現、GSOMIA)が今月22日で期限切れになります。日韓両政府とも必要性が分かっているのですが、双方が意地を張っており、昨日、今日の時点では、なかなか延長という状況にないようです。実は日本の方は、あればあったでいいけれど、それほど緊要性を感じているわけではない。にもかかかわらず、韓国の方は、「日本の方が絶対必要だと思っているから、期限切れぎりぎりのところで最後に日本が譲歩してくるのではないか」と思っているらしいのです。随分と高を括られたものです。

 グソマイヤで一番焦点になるのは、北朝鮮のミサイルの発射です。地球は丸いので、発射時点では日本のレーダーで確認できません。ですから、韓国に頼っていました。逆に、着弾は日本海や太平洋沖では韓国側はキャッチできないので、日本に頼ります。日韓が直接相互に情報交換することで、情報が完璧なものになっているのです。安全保障に必要なそんな協定、関係も韓国側は要らないというのですから、こちらとしては言わずもがなです。どうぞご勝手にということでしょう。

 実は、北朝鮮のミサイル発射は米の衛星でもキャッチできるので、情報は多少遅くなっても日本に入ることは入ります。韓国がグソマイヤを拒否したからと言って、ものすごく困るといったものではないのです。むしろ困るのは、ミサイルの方向が分からない韓国の方。先般も北朝鮮が短距離ミサイルを発射した際、日本海の着弾地点について韓国国防省は日本側に聞いてきました。間もなく協定失効だというのに、いまだに日本に頼ってきたことに防衛省はあきれていました。

 韓国という国では、国防省が実際に困っていることが国民に伝わらないようです。伝えないマスコミも問題ですが、、。で、国民はいまだにグソマイヤが必要なのは日本なのだという狂信的な考えにとらわれています。そして、「あいつらが必要なのだから、最後は手を着いて謝って、継続してくれと懇願してくるに違いない」と思っているらしいのです。つまり、チキンゲームで相手が最後に弱って負けを宣言するのを待っているというのです。随分と日本側が舐められた状況です。

 そう思われるのであるなら、期限が迫ろうと、何があろうと、22日期限切れの延長を図ろうなどと日本側から決して言ってはなりません。それは日本人全体の願いであるし、日本人の矜持に基づく行動であるからです。どうか安倍首相、河野国防相、ともに日和らないでください。最後まで日本人の意地を見せてください。チキンゲームで最後に困るのは彼らなのですから、グソマイヤを延長してほしいなどと日本から求めないでください。

 韓国は今、旭日旗ボイコットで米国はじめ世界的なキャンペーンを展開しています。愚かな国の行動をいちいちとがめるのは本意ではありませんが、わが祖国日本が必要以上に汚され、国際空間で非難されることは許されることではありません。愚かな国の行動といえども、徹底的に反論を加え、彼らの国際的なロビー活動を抑えつけていかなければなりません。われわれの矜持を守るためにも。

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 上の写真は、横須賀・三笠公園での風景。手前は日本海海戦で旗艦「三笠」で指揮を執っていた東郷平八郎元帥の銅像。後方は三笠。東郷元帥らは日本の矜持のために戦いました。…猿島への渡し船はこの軍艦のわきから出ます。