つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

飲食店無断キャンセルしたら、相応の報復を

 1月11日に台湾総統選挙、立法委員選挙があるため、小生は、明日、台湾に出発し、14日まで現地で取材する予定です。という計画を昨年秋に何人かの女性の友人に伝えたところ、「では、一緒に」とばかり、別便で同時期の台湾旅行を計画したのです。小生が台湾行きを計画し、航空機の予約を取ったのは昨年9月末。友人らもこの時期に予約を入れたものと思われますが、ここにきて友人の一人がインフルエンザにかかり、行けなくなりました。いわゆるドタキャンというわけです。

 3カ月も前から心の準備をしてきたのに、直前になって行けなくなるのは本人にしてみてもあまりにも無念であろうし、一緒に楽しもうと思っていた友人も残念でしょう。昨年11月の小中学校同窓生の京都旅行でも同じように、直前に1人、インフルエンザによる不参加が出ました。いずれも、病気であれば致し方ないこと。敢えて苦言を呈すれば、なぜもっと自己管理してこなかったのかとも言えますが、一般にそこまで言うのは酷。本人にしても、同行者にしても天を恨むしかありません。

 ホテル、旅行社手配などで事前予約してあれば、直前キャンセルでキャンセル料が発生します。いつも思うのですが、そのキャンセル料をどうするかという点。今回、京都旅行でも台湾旅行でも不参加の人が自己責任ということで、然るべき負担に応じています。ただ、これまで別のケースを見ると、ドタキャンしても、「自分は楽しんでいないし、むしろ”行けない”という被害者でもあるので」として相応の負担に応じないケースも見られます。

 となると、順調に参加した人たちがキャンセル者の分まで負担することになってしまうのですが、これでは、あまりにも理不尽。でも、中にはそういう無責任な御仁もいますから、幹事は苦労します。意味なくドタキャンする人は恐らく、あまり幹事などをやったことがない人ではないかと推測されます。

 キャンセルと言えば、昨年の忘年会シーズンに、飲食店に大勢の予約を入れて、当日時間になっても現れないというケースがままあったと聞きます。経済産業省によれば、無断キャンセルによる損失は年間2000億円にもなると言います。たしかに、数十人の会合で、一人当たり5000円以上の飲食をしてくれれば、店側はハッピーです。でも、当日、料理と酒を用意したはいいが、一人も来ないという状況になれば、店はたまったものではありません。用意した飲食の損失ばかりか、その分、他の客を入れていたら、相当の収入があったのですから。

 世の中、そういう無責任な人も少なくないのです。なぜ、そうなるのか。まったく予約をしたことを忘れているケース、キャンセルしようとしたが、幹事間の連絡ミスでだれも店側に伝えていなかったケース。さらにひどいのは、中華店A,イタリアンB,和食Cなどと幹事が複数の店に予約を入れ、当日、参加者が何が一番食べたいかを判断し、他を無視してしまうケースもあるという。無責任の極み。幹事は店側の立場になって考えたことがあるのか。相手の立場になってみるということはないのか。

 無断キャンセルはれっきとした威力業妨害という刑法犯罪です。ですから、幹事は厳重に罰せられなくてはなりません。店側も、相手の身元をしっかり確認し、なおかつ録音などによって予約の証拠を確保しておく、場合によっては、予約手付金の徴収も考えておくべきでしょう。さらに、無断キャンセルとなったら、幹事個人を相手取って相応の損害賠償を請求すべきです。無責任な姿勢がどれだけ相手を傷つけるか、損害をもたらすかを相応の報復によって知らせる必要があります。

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 上の写真は、横浜・伊勢佐木町モールにある青江三奈「伊勢崎町ブルース」のモニュメント。