つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

自粛の10カ月後はベビーラッシュか

 その昔、ニューヨークで大停電が発生、しばらく続いた時、事後にどういう現象が起きたのか。その10カ月後にベビー誕生ラッシュが起きたというのです。人間が自粛して家に閉じ込められると、必然的に家族愛が増す。特に、若い男女は愛情の確認に走ることにになりましょう。いやもっと露骨に言えば、愛情の確認のためのメイク・ラブとなります。中には、他に時間をつぶす選択肢がない、することがないのでと言う人もいるのかも知れませんが、、。

 文明国は近年、屋外のエンターテーメント、室内のコンピューターゲームと享楽の種はいくらでもあり、直の人間関係に目を向けなくなりました。デートしている男女が傍にいるのに声を出して話さないでラインで会話したり、2人それぞれが別の第3者と電話したり、ラインしたりするケースも見られます。人間同士が顔を見て、目を見て話す機会がなくなっているようです。ですから、自宅での自粛というのは、改めて家族の関係、人間関係を問い直すには良い機会だと思われます。

 経済を発展させるには人口増は欠かせない。自粛要請で男女の営みが増し、10カ月後にベビーブームが起きたとしたら、日本のような少子化に悩む国は喜ばしいことです。まだ結果が出ない段階でのばかな予測と言われかねませんが、恐らくそうなると思います。いや、思いたい。哲学的なことを言うのは好きじゃありませんが、コロナウイルス騒ぎは神が人間に与えた試練であると同時に、人間にさまざまなことをさせる、考えさせる神聖なる機会になったのかも知れません。

 政府や埼玉県から自粛要請がある中、さいたまアリーナでK-1のイベントが”強行”開催されました。主催者側によれば、マスクを着けさせ、アルコール消毒し最大限の感染防止対策を取り、事後トレースできるよう住所、氏名も報告させたと言います。小生は再三書いているように、過度の自粛は反対の立場ですから、K-1主催者側がそれだけの注意をしているのなら、開催しても良いのではと思っています。むしろ、主催者の英断を評価します。

 テレビニュースを見ていたら、感染者が多かった北海道では一定の歯止めがかかったようで、自粛緩和に動いていますし、首都圏でも八景島パラダイスが開園したそうな。子供たちも自宅で遊ぶことにうんざりしているのでしょうから、徐々に元の状態に戻るのは結構なことかと思います。目に見えないものを必要以上に恐れてはいけません。マスク、アルコールでしっかり防備し、健康維持で免疫力を確保すれば、それほど恐れることはないと思うのです。

 K-1と同じように、プロ野球はじめサッカーもバスケットも周到な対応で開始したらいいと思います。要は感染を防止すればいいのですから、場合によっては入場者数を制限して1メートル間隔を取ってもいいと思います。何でもかんでも、集まることは禁止、イベントは開かせないでは社会活動が成り立たないではありませんか。春になった今こそ、最大限注意しながら、書を捨てて街に出ることが必要かと思います。

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 上の写真は、世界遺産にもなっているチェコチェスキークルムロフの美しい街並み。