つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

山尾女史の国民民主入りをなぜ妨害?

 前々回のブログで、最近、四字熟語が思い出せないという話を書きました。それでというわけではないのですが、改めて身の周りの四字熟語を眺めてみたら、飛んでもない間違いを発見してしまいました。このブログのサブタイトルにもなっている「現世の神羅万象を心に移りゆくままに書きつくる。」です。正確には「森羅万象」の間違いでした。「しんらばんしょう」と打ち込んだら、最初に「神羅万象」が出てきたので、不注意にもそのままにしてしまいました。神羅万象というチョコレートもあるようです。でも、不注意も無知のうちですかね。

 それはともかく、ダブル不倫で名をはせた検事出身の衆院議員、山尾志桜里さんの話。彼女は国民民主党への入党を望んでいるのに、同党側の一部が拒否しているとのこと。立憲民主党も横やりを入れているようなんです。山尾女史は立憲が憲法改正に真面目に取り組んでいないということで、同党を抜けて無所属になっていました。選挙のことを考えたら、立憲にいた方が良かったかも知れないのに、改憲、さらには骨太の国家観を打ち出すという政治信条を優先させたのでしょう。「何でも反対」の野党の中で、自らの政治信条にこだわる彼女の姿勢を見て、これまでのイメージを見直しました。

 山尾女史の国民民主入りを妨害しているのは、立憲の枝野幸男代表だと言います。「立憲を抜けた議員が国民民主に入るなら、国民民主との統一会派は解消する」とまですごんでいるとか。立憲という政党も情けないが、この代表も実に情けない。なんせ、民主党政権官房長官をした時に、福島第一原発事故のすごさを真っ先に知り、ひそかに自分の家族をシンガポールに逃がした方ですから、その辺の世渡り、裏工作のうまさは超一流です。それに比べて、能力がありながら、不倫などで株を下げた山尾女史は可哀そうでなりません。

 不倫は法的に問題があるわけでなし、政治家だって人間だ。ずっと聖人君子でいられるわけではない。そんなことで、彼女の政治家としての質を問題視する必要はない。「性事」と「政治」はまったく別物です。性事を追及するなら、過去に多くのお妾さんを持っていた田中角栄やその他の保守政治家、今でも女性問題がある議員も同じように扱われなくてはならないが、こちらの方は無視でしょう。山尾さんは東大出の元検事、ちょっと美人という”特殊性”で槍玉に挙げられるのは残酷です。世間は、特に週刊誌は最近、男女関係を面白おかしく書き過ぎ、重箱の隅を突き過ぎです。

 国民民主党は、明らかに改憲の立場を取っているのですから、今さら立憲民主などと”野合”する必要はない。むしろ、改憲の立場を明確にして、自民党や維新の会と共同歩調を取り、国会で憲法改正の審議を進め、その前段となる国民投票法の改正へ向けて動くべきです。尖閣諸島にしろ、東、南シナ海にしろ、北朝鮮のミサイルが飛来する日本海にしろ、日本周辺には危機が迫っているのに、それに対処する方策を考えないでどうするのか。危険を察知すると、それを見ないよう土の中に首を突っ込む駝鳥のような政党など相手にする必要はありません。

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 上の写真は、自宅近くの野毛山公園で見掛けた紫陽花。こういう普通の花模様の紫陽花もかわいい。