つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

老兵がいつまでも昔通りと錯覚するのはいかが

 元阪神日本ハムにいた新庄剛志が48歳にして再びプロ野球の舞台に戻るため、トライアウトに出て話題になりました。トライアウトでは4回打席に立ち、3打数1安打1フォアボールだったとか。これで6日間、どこかの球団からの誘いを待ったが、結局どこも手を挙げず、新庄の復活の夢は水泡に帰しました。タイムリーのヒットを一本打っていただけに、本人は残念に思ったことでしょう。でも、「48歳だから無理でしょう」と張本勲氏も朝の番組でコメントしていたように、年齢的な問題で各球団が取らなかったのは当然だと思います。

 あの天才イチローですら45歳で辞めています。彼は50歳まで現役を続けると言っていましたが、43歳で2018年にシアトルマリナーズに戻った時にはもうほとんど昔日の面影はありませんでした。レジェンドとして打席には立ったけれど、44打数でヒット9本。動体視力が年齢によって衰え、若い時には打てる球も打てなくなるのです。これは何人にも訪れるサガで、イチロー自身それを自覚したのでしょう。

 こう言っては語弊があるかも知れないが、新庄はプロ野球メジャーリーグを通し規定打席に達して3割を打ったことはなく、実力はイチローのレベルには遠く及びませんから、体力衰退の差をいうまでもなく、期待はできないでしょう。たとえ、今回、どこかの球団が拾ったにしても所詮”客寄せパンダ”として使うだけで、戦力としてはカウントされないと思います。悲しいことですが、、。

 同じようにサッカー界には三浦知良という横浜FC所属のレジェンドがいます。年が明ければ間もなく54歳になります。サッカーは野球以上に体力を使うスポーツですから、技術力でカバーできない面があります。しかも横浜FCはJ1というトップリーグですから、フロントも彼を象徴的に所属させているだけで、実際に使うつもりはないと思われます。となると、彼がいる意味は何なんでしょうか。もう指導者になってもおかしくない年齢なのに、本人が選手継続を望んているから、行きがかり上置いているだけ?だとしたら、これも悲しい。

 イチローがもし45歳で3割を打てるなら、球団だって辞めさせはしない。スポーツ選手に年齢は関係ないが、とはいえ、十分なパフォーマンスができない以上は、粛々と引退するのがスジです。コメンテーターの張本さんが三浦や新庄の年齢のことを問題視したら、視聴者からかなりの批判が出たそうな。でも、小生も張本さんと同じ考えで、年齢によって客観的に結果が残せないなら、選手は辞めていくべきでしょう。彼らほどの有名人であれば、引退後は指導者になるとか、テレビの解説者、コメンテーターになるとか、十分に次のステップの可能性があるのですから。

 女優、タレントの宮崎美子が61歳という還暦過ぎの歳になって水着姿の写真を撮らせているようで、小生もスマホの画像でちらっと見ました。昔、木影でビキニの水着姿になる格好の彼女のコマーシャルを見たことがあります。当時は確か熊本大学の学生で、真面目な国立大学の学生がセミヌードになったなどと話題になりました。今では考えられないことですが、、。小生の記憶でも、可愛いらしい女性だなとの印象が残っています。

 今のスチール写真を見て、確かに当時と体型が変わっていないことに驚かされます。が、それでもやはり60歳のビキニ姿は見たくない。年齢相応の顔はやはり隠せないもので、不調和感が漂う。動画は撮っていないと思いますが、もしあったとしたらさらに見るのが辛い。第一、彼女が今、実生活の中で海岸やプールで泳ぐことがあっても、ビキニ姿にはならないでしょう。であれば、やはりビキニ姿は似つかわしくない。せめて体の美を強調したいのなら、白濁の下が見えない温泉に浸かっている姿くらいにしてほしいものです。

 スマホのニュースを見たら、宮崎美子に比べてもっと年上の元グラビアアイドル、水沢アキもヌード写真集を出したとの情報もありました。宮崎美子60歳ビキニが評判を呼んだので、同年代の元アイドルが我も我もと続く現象だと思われます。でも、体の美はやはり若い人にはかなわない。本人は古き良き時代が忘れられず、再びスポットライトを浴びたいという気持ちは分かりますが、それはそこでぐっとこらえて年齢に合わせた活動をされた方がいいように思います。 

 上の写真は横浜・桜木町の野毛飲み屋街での風景。珍しくチンドン屋さんが練り歩いているのに遭遇しました。小生は昔、チンドン屋さんが好きで、ハーメルンの笛吹き男に引き寄せられるように、長い間ついていったことがありました。