つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

辛かった2回目ワクチン接種の翌日、38度台に

 新型コロナウイルス関連の話を書くのはうんざりですが、またまた触れます。というのは、小生、今月13日に2回目のワクチン接種を受けたのです。その当日は針を刺された腕がちょっと痛かっただけで、ほとんど身体に影響がなかった。そこで、「風呂は止めろ」と医師から止められていたのですが、シャワーなら大丈夫だろうと快適にシャワーを浴びました。この程度なら、第一回目(6月22日)のあとの症状と同じだろうと高を括ったのです。

 ところが、トラブルは夜中に始まりました。朝まで何回も(恐らく3,4回か、正確に覚えていない)尿意で起こされ、トイレに行かされます。挙句に朝から体がだるく、頭も重い。体温を測ってみると、37度超えでした。小生は普段36度台の下の方なので、これは異常。それでも起きて日常の行動をしていると、昼ごろになってさらに症状が重くなり、体温も38・1度まで行きました。

 過去20年くらい遡っても、こんなだるさを感じたことはない。恐らく38度以上になったことなど記憶になかったのです。覚えがないのですから、ほぼ初体験に近い。小生、毎月中旬は定期的に書くアルバイト原稿があるので、困りました。執筆にはそれなりに、ない頭を使うのですが、体温が38度を超えると、頭がボーとして働きません。机に向かって、中国語の資料を読もうとするのですが、内容が頭に入らない。なんとか執筆の構想を練ろうとしても、資料が読み下せないので、文章が書けるわけがありません。

 とうとう仕事はあきらめて、風呂に入らず、シャワーも浴びず、午後10時過ぎに寝てしまいました。通常、小生の床に就く時間は午前1時ごろ、それからベッドで30分くらい本を読むので、いつもよりは3時間以上早い就寝です。それで、8時間以上の睡眠を取って翌朝は6時半ごろに目覚めました。夜中のトイレは1回だけ。朝、重い症状が続いているのかと思ったら、なんと意外にすがすがしい。「おや」と思って体温を測ると、37度に落ちていました。

 さらに昼過ぎには36度台に戻りました。まだ、36度台の上の方なので、小生の常温(平熱)とは言えませんが、38度の身体に比べたら、なんと楽なことかと実感しました。それで、アルバイト原稿書きも始めることができました。頭が働けるようになり、少し平常に戻ったようです。体が高温になると、どれほど思考を衰えさせ、やる気をなくさせるか、改めて思い知らされました。「改めて」と言っても、近い過去になかったことなので、これもほぼ初めての実感と言っていいのかも知れません。

 小生の接種は、近くの街医院でやってもらい、ワクチンブランドはファイザーでした。小生とまったく同じ日に一回目、二回目を打った小中学校時代の友人がいるので、聞いてみたら、彼もファイザーを打たれ、2回とも何ともなかったとのこと。大学時代のクラスメートの間でもこの話題が沸騰し、何でもない人、発熱のあった人といろいろいました。面白いと言えば面白いですね、人によって激しい発熱がある場合とない場合があるなんて、何が原因でこんな違いが生じるのか。

 それでも、2回の接種によって嫌いなマスクと縁が切れるのであれば本当に嬉しいのですが、それはできないようです。ワクチンによって重症化は防げるそうですが、感染防御率が100%あるわけではないし、ファイザーワクチンだけでインド発生の変異株に対抗できるかという点も疑問ですから。今世間は、オリンピックを前にしてインド株による第5次の感染ピークが来そうな感じなので、注意するに越したことはありません。

 上の写真は自宅近くの歩道で見つけた「香港花」。香港にいた時に、至る所に一年中咲いていた花で、小生は勝手に「香港花」って名付けていました。カラフルできれいなんですが、ちょっと不気味さも感じられます。