つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

福島産食材忌避とはちゃんちゃらおかしい

 この話を聞いて最初は驚き、最後はあきれてものが言えなくなりました。でもこの際、敢えて小生はものを言います。韓国という国は本当におかしい、愚かな国です。というのは、韓国政府は派遣オリンピック選手に対し、「福島産の食材を避けるため、選手村で食事をしないよう」指示したとのこと、そのために別のホテルの厨房を使って自前で食事を用意することを殊更喧伝したのです。ほかの国の選手団が福島産を問題視しているという話は寡聞にして聞きません。それどころか、オ―ストラリアのように、この韓国の措置に対し「ばかばかしい」と批判している国すらあります。

 本当に福島産が放射能汚染されているのなら、言われても仕方がないのでしょう。でも、この点について、彼らが実証的に調べ、証拠を突き付けたことはないのです。調べようという姿勢も見られません。ですから、福島産は止めた方がいいとか、日本産はまずいというのは誇大な嘘喧伝であり、嫌がらせの意味でしかありません。どうしてそんなことをするのか。嫌がらせにしても程がある。彼らが実証もしないで、誇大嘘宣伝をするというのなら、改めて反論してみようじゃありませんか。

 福島県内の放射線量は本当に高いのか。きょう7月28日、事故のあった福島第一原発のサイト付近では、双葉町が最高2・67マイクロシーベルト富岡町が最高1・48、ちょっと離れた南相馬では同0・62、いわきでは同0・14、東京に至っては同0・04です。さすがに、双葉、富岡では放射線量が高いのですが、この町では今、流通するような野菜も米も作っていませんから、選手村との食材と何の関係もありません。それは、日本政府も、各国に不安を抱かせないよう、完全な食材を送るよう最大の努力をしているからです。

 3年前にも韓国が「日本の放射線量は高い」と嘘宣伝をしたので、日本はすぐに世界の主要都市の汚染量を調べました。その結果を日本の外務省が発表しています。2017年7月のこと、今からちょうど4年前のことです。東京は0・038マイクロシーベルトで、ニューヨークが同0・044、パリが同0・043と東京とほとんど同じ。これに対しソウルが何と0・125マイクロシーベルトだったのです。これにはさすがにソウル市民も驚いたようですが、「日本政府の嫌がらせだ」として敢えて気にしない素振りを見せました。この国はいつでも都合が悪いことには目をつぶり、問題視しないのです。

 ちなみに、この調査で、北京は0・072と日本の2倍近い線量であることが分かりました。原発が稼働している沿岸都市はもっと高いと思いますが、言論、取材の自由がない国では真実が明らかにされることはないでしょう。同情すべきは何も知らない国民です。おかしなことに、北京ですら東京の2倍の線量がある中国が依然、福島だけでなく東京、長野も含む日本の10都県からの食材の輸入をストップしています。ちゃんちゃらおかしな措置です。謙虚さと反省のない国、おのれを知らず、他国ばかり攻める国の愚かさをここからも見て取ることができます。

 韓国の都市放射線量がなぜ高いのか。別のサイトの受け売りですが、韓国では道路のアスファルトやビルの外壁に使われるセメントに放射性物質が入っていたり、原子力発電所放射性廃棄物を無断廃棄していたり、さらには公にされていなのですが、原発の小さな事故や故障が頻発していることが原因と言われています。これは韓国原子力研究院も認めていることです。なんとおぞましい。福島産食材を槍玉に挙げる前に、韓国民はまず手始めに自国産食材の忌避をしなくてはならないと思うのですが、そんなことを少しも考えないところにこの国の悲劇があります。

 上の写真は7月のある日の桜木町駅前。横浜市長選(8月22日投開票)の前哨戦が始まっています。

https://www.youtube.com/watch?v=c4yiZoV9-6o

 アンドレ・リュウが「妻と若かりしころ、小さな車の中で聞いたロマンチックメロディー」と講釈をたれるのが面白い。