つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

プロ野球も1リーグにあと2チーム増やしてもいい

 今日夕方、自宅近くの野毛山公園グランドでジョギングをしていたら、海の方角にある横浜球場のライトが目に入りました。そう言えば、しばらくスタジアムで観戦していないなということに気づきました。以前は安売りチケット屋に行くと3000円くらいで内野席券が手に入ったのですが、今年、ベイスターズは結構強いので人気があり、とても安売り屋さんでは売り出さないのです。加えて、糊口をしのぐための原稿書きが忙しく、なかなか時間が取れません。ということで、家から近いのに、最近はもっぱらテレビ観戦になってます。

 それはともかく、プロ野球の2リーグはそれぞれ6チームしかないので、同じチームが戦うことが多いんですね。あれ、この間、横浜は巨人と戦ったばかりなのにもう再戦かという感じです。なるほど1シーズン140試合もあるのですから、交流戦を抜かせば、同じチームと25回ほど戦うことになります。各チーム、週6日試合があるとなれば、毎週2チームと対戦ですから、2週半で一渡りしてしまいます。3週目の後半にはまた同じ相手の対戦となります。変化がないので、ちょっとつまらない。

 なんでもそうですが、やはりいろいろな相手と戦う方が面白い。プロ野球交流戦が導入されたのも相手に変化をつける意味があったからでは。交流戦は結構新鮮で楽しめますよね。米メジャーリーグは計30球団。2リーグありますが、今年からインターリーグを拡充させて1チームがアリーグ、ナリーグの全球団と対戦するようになったそうです。大陸を飛行機で横断するのに4時間もかかり、その上時差もあるので、全球団と対戦となると、選手は容易じゃありません。でも、見る方からすると楽しめます。

 同じカリフォルニア州ロサンゼルス地区でも、エンジェルスはアリーグで、ドジャーズはナリーグ。両チームはリーグが違うので本来対戦はないはずなんですが、今年はもうドジャースタジアムとエンジェルススタジアムでの試合をテレビで2度見ました。インターリーグで対戦しやすいのは、今両リーグともピッチャーを打者にしないDH制が導入されているからのようです。残念ながら、日本の両リーグでは制度が違うのでちょっと厄介ですが、この統一化も話し合いで「えい、やー」と決めれば簡単にできることなんです。

 同じ相手ばかりという感じが持たれるのは、1リーグのチーム数が少ないことも理由。サッカーJリーグのチーム数を考えると、プロ野球も1リーグ8チームくらいあっておかしくない。今の野球熱からすると、確実にファンが付き、経営的にも可能だと思います。楽天が東北・仙台にでき、日本ハムは空白の北海道に行って地域を盛り上げ、大成功しましたが、日本にはいまだプロ野球チームの空白地域があります。

 例えば、四国にはプロ野球チームが一つもない。それで、四国地域では、独立リーグが頑張っているほどだ。新潟、北陸にもない、静岡もない。サッカーでは静岡県には清水だ磐田だとあるのに、プロ野球の球団はない。それから、南九州、沖縄にも単独チームがあってもおかしくない。今は、寒いところで雪が降っても、台風で大雨になっても、ドームであれば問題ないのです。札幌の例を見るまでもなく、どこでもフランチャイズ作りは可能だと思います。

 1リーグに8チームあれば、同じチームの対戦は結構間が空きます。条件は整っていると思いますが、巨人、阪神といった現在の著名な人気チームは、固有ファンと既得権益を持っているので、新チームを加えることに反対するでしょうね。特に、Y新聞のご老体などは、新規球団ができれば巨人ファンがその分減るので「ふざけんな」と言うかも知れません。でも、より球団と地域とのつながりに期待する多くのファンはチーム増があってもいいと思っていることでしょう。

 もし、8チームは多すぎ、まだ時期尚早というなら、当面1リーグにさらに1チームずつ増やし、各リーグ7チームにしてもいいと思います。すると、リーグ内で対戦相手のいないチームが出てきますが、そのチーム同士がインターリーグで対戦すればいいのです。であれば、プロ野球は年中交流戦をしていることになり、これも変化があって面白いかと思います。

 上の写真は、7月初めに川越の旧市街に行った時のスナップ。日付が3月になっているが、これは間違い。