つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

地震、飛行機事故…辰年だけに荒れる一年なのか

 いやー、元旦から大地震が起きるとは思いもよりませんでした。例年、日本の元旦は人の動きがなく、自然も日本海側が大雪になる以外大きな変化はなく、静かに過ぎてゆくというのが常識でした。それが能登半島で直下型の地震が起き、エネルギーもマグニチュード7・8とか。日本の建造物は耐震性が高いので、普通地震で死者を出すケースはまれなんですが、テレビニュースを見ると、すでに70人以上の死者が出ているようです。驚きました。と同時に、元日早々に被害に遭われた震源地の皆さんにお悔やみとお見舞いを申し上げたいと存じます。

 地震で驚いたのに続いて翌日には,羽田空港日航機と海上保安庁の新潟の震災被害地向け救援機が衝突し、海保機の乗組員は全員死亡、日航機は全焼してしまいました。日航機の乗員乗客は全員無事だったようですが、これも社会ニュースとしてはかなりビッグなものです。さらに3日は北九州市小倉駅前の旧市街が大規模に焼ける火事もありました。なんということか。それぞれ新聞の一面で大きく取り上げられそうな災害、事故、火災が連チャンで起きてしまいました。

 なんでこんなにとよくよく考えたら、今年は辰年でした。「辰」というのは「龍」ですから、架空とはいえもともと暴れる”動物”。この干支の年は必ず大きな事件、事故が発生すると言われていますが、今年は新年幕開けから相次いでしまいました。では、激変は日本だけなのか。世界を俯瞰すると、韓国の野党指導者への傷害事件、イラン革命防衛隊の元司令官の追悼集会での爆弾事件以外三が日で世界を激変させるような大きな事件、事故は起こっていないようです。すでに、ウクライナと中東ガザ地区イスラエル北部で戦闘が継続されているので、これ以上何かあったら大変です。

 でも、よくよく調べていくと、紛争は他にもありました。南米ベネズエラのマドゥーロ大統領が隣国ガイアナのエセキボ地域の領有権を主張し、軍隊を使って石油資源の奪取に出ているもようです。マドゥーロもロシア、中国、キューバなどの指導者同類の左翼系独裁者であり、世界の目がウクライナや中東に向いているのを奇貨として、かねて持っていた野心をむき出しにし、実際行動に出たのでしょう。民意が反映しない独裁政権とは本当に困ったものです。北朝鮮のあの青年指導者を見ても分かる通り、自らの存在をアピールするためにやたらと軍事力を誇示し、他国への軍事行動に出るのが習い性ですから。

 で、今年の世界はどうなるのか。台湾、ロシア、インドネシア、米国などで大統領選挙があって首脳が変わり、政治が動きやすい年であることは間違いありません。日本も9月に自民党の総裁選があるので、首相交代の可能性は大。よく当たることで有名な英国の預言者クレイグ・ハミルトン・パーカーは、ロシアではプーチン大統領が死亡し、女性の大統領が出現すると言っています。また、中国については、11月の米大統領選挙の前に台湾侵攻に乗り出すとも預言しています。

 ロシアの女性大統領とはだれを指すのかは分かりません。まさか、今大統領選への出馬意思を示している独立系の女性ジャーナリスト、エカテリーナ・ドゥンツォワ女史を想定しているのか。彼女は確か、ロシア中央選挙管理委員会から立候補受け付けを拒否されていますので、現時点で立候補は無理。プーチンが死亡したりして政治的に混乱が起きれば可能性がないわけではないでしょうが…。世界中のだれもがウクライナ戦争を終結させるためプーチンがいなくなることが必要だと思っているので、小生もパーカーの預言が当たって欲しいと心底から願っています。

 中国の台湾侵攻の可能性はどうだろうか。小生は、中国の人口構成、経済的な問題、軍事的な劣勢さなどさまざまな理由からあり得ないと思っています。その件については、後日当ブログでじっくり掘り下げて書きたいと思っています。ただ、独裁者は自国の経済が悪化し、人民の支持が得らえれないと分かると、権力維持のため、無理やり外敵を作って冒険主義に走ることは古くから言われている話。習近平がその類いの愚かな指導者ではないと祈るばかりですが…。

 ハミルトン・パーカーはまた、米国で大地震が起こってインフラがズタズタにされる、仮想通貨市場の不安定化が進むとも予言しています。元旦早々の能登半島地震を見ると、米国大地震はあながち考えられないことでもありません。でも、仮想通貨市場については、もともと国家の後ろ盾のない不安定なもので、多くがその価値を信じているから成り立つ仕組み。すでに15年も続いているこのシステムが簡単に壊れるとは思えません。パーカーはどこまで仮想通貨のシステムを理解しているのか。

 上の写真は、昨年末に横浜公園で見た紅葉風景。