つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

メジャーに日本人だけのチームを作ったら

 今は真冬、スポーツニュースと言えば、年始の駅伝に続いて高校、大学などのラグビー、サッカーがあるのですが、所詮はアマチュアの世界。プロスポーツとしては、14日から大相撲が始まり、2月になれば、プロ野球のキャンプ情報も出てくるし、サッカー、ゴルフも始まるのですが、そこまではもう少し時間が必要です。ですから、1月前半がライブで見られるプロスポーツが一番少ない時でしょう。テレビのスポーツニュースを見ても、新聞のスポーツ面を見ても何か生き生きとした感じが見られません。

 大谷翔平は顔もいい、身長が高くスタイルもいい、笑顔もいい、生きざまもいい、その上、人間の優しさを醸し出しているので、見ていて気持ちがいい。ですが、メジャー野球がないから昨今のスポーツニュースに出てきません。やはりユニフォーム姿の大谷が出ないニュースは画竜点睛を欠く。能登地震被災者に何億円かの寄付をしたらしいのですが、これも彼なら当然予想された行動であり、驚くに当たらない。素晴らしい人間というのは素晴らしい行動をしても「ニュース」にはならないというのはおかしな反応、現象であるのかも知れません。

 大谷の話に触れれば、小生を含めて多くの高齢者は昨年当たりまでヒマを見つけてはNHKの衛星放送でエンジェルス戦を見ていたと思います。ですから、大谷に限らず、トラウトだ、レンドーンだ、サンドバルだといったように同チームの他の選手の名と恰好まで覚えてしまいました。それが今年はドジャーズ移籍ですし、山本由伸も加わったのですから、NHKの放送もドジャーズ中心になるでしょう。本当に公式戦が始まる3月が待ち遠しい。エンジェルスはもう過去のことで、われわれは今度はドジャーズの選手をしっかり頭に刻むことになりましょう。

 サンディエゴパドレスには楽天から松井祐樹が加わり、ダルビッシュ有と日本人投手の二枚看板がそろいました。シカゴカブスはニューヨークヤンキース、ボストンレッドソックスロサンジェルスドジャーズと並ぶ名門チームですが、ここには鈴木誠也に加えて今年から横浜の今永昇太が加わります。なんだか昨年のWBCに出場した選手の多くがメジャーに来るようで、楽しみが増えますが、その分、日本のプロ野球が下火になってしまうのではないかと若干心配になります。

 これだけ日本選手がメジャーリーグにいくのなら、いっそのことハワイのホノルルか米、カナダの西海岸の都市をフランチャイズにして日本選手だけのチームをメジャーに作ったらどうかとさえ思ってしまいます。カナダのメジャーには菊池雄星がいるトロントブルージェイスがあるのですから、もう一チームくらいあってもいい。トロントは東寄りですから、シアトルに近い西海岸のバンクーバー辺りをベースにしたらどうでしょうか。カナダのメジャーファンももっと増えるのではないかと思います。

 あるいはメキシコもWBCで日本相手に実力を見せつけたのですから、ここにもメジャーが一チームくらいあっても良い。バンクーバーには日本とカナダ出身選手の連合軍、メキシコでは日本、中南米の連合チームにしたら面白いと思います。その分、メジャーのチームが増えて困るというのなら、中西部の都市や複数チームが存在するテキサス州ロサンジェルス、ニューヨークのチームを減らしても良いのでは。ロスなどは2チームも要らないと思います。

 こう言っては残酷ですが、大谷のいなくなったエンジェルスはもう魅力ないし、いっそのことドジャーズと合併したらどうでしょうか。これって暴論ですか。

 上の写真は、12月の香港旅行で見かけた飲茶屋の光景。何か昔の賑やかさはありませんでした。