つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

大谷は結婚でハングリー精神失わないで欲しい

 大谷翔平が先月末に結婚を発表したのですが、もったいぶったのか新妻の名前を言わなかったので、メディアは取材に走り回った様子。それで、ユーチューブなどでは早い段階で元全日本級のバスケット選手である「田中真美子さん」という名前が出ていました。そしてこのほど、ドジャーズが韓国でパドレスとのメジャー公式戦をするためにソウルに向かうチャーター機前で大谷と女性の2人が写った写真が球団サイトで公開され、「ootani and his wife」というキャプションが付いたことで正式に相手が特定されました。メディアの取材通りの人でした。

 米国、いやドジャーズのスタイルなんでしょうか、太平洋を越えた先の公式戦会場に家族同伴で行くというのは実に驚きです。日本ではキャンプ地や地方遠征の時などにひそかに妻や恋人を呼び寄せるケースはあるみたいですが、球団丸ごとで面倒を見るというケースはないでしょう。粋な計らいというべきか、昔のシーズン後の親善試合のために行くのならともかく、シーズン初めの真剣勝負に向かうのになんと優雅なことか。これでは選手は旅行気分になってしまうのではないかと心配してしまいます。

 で、20日パドレスとの公式戦を前に、ドジャーズ韓国プロ野球チームのキウム・ヒーローズとオープン試合をしました。レベルの差があるので、結果はもちろんドジャーズの勝利でしたが、われわれが期待した大谷は1回と3回の2打席に登場して2三振。精彩を欠くことこの上なく、3打席目にはピンチヒッターが出されてしまいました。日曜日の昼の放送なので、多くの日本人が茶の間で見ていたと思います。であるなら、ヒット、ホームランは要らないまでも、せめてフェアゾーンにボールを転がせよと言いたくなりました。

 生真面目は大谷には申し訳ない発言ですが、妻同伴なのでちょっと新婚旅行気分になっていないか。君は公式戦のために韓国に来ているんだぞ、それを忘れたのかと言いたくなりました。こう言っては下世話になりますが、新妻と同部屋なら当然することはするでしょうから、体力に影響を与えたのではないか。彼は昨年、カージナルスと対戦するため、セントルイスに宿泊した際、WBCでのチームメイト、ラーズ・ヌートバーから食事の誘いがあったのに翌日の試合に備えて断ったほど。それだけ彼はもともと禁欲主義者、石部金吉的人物なのです。再度言いたいが、公式戦を控えて妻同伴はいかがなものか。

 でも、新妻の田中真美子さんは映像で見る限り、とてもしとやかな色白美人であり、一見筋骨隆々のスポーツウーマンには見えない。ただ、背が高いのでそうも感じられないこともないですが…。うつむき加減に夫の後ろを歩いている姿は、遠慮深い印象を与えます。こう言ってはまた差し障りがあるかも知れませんが、古き良き日本人女性の在り様を思わせ、好感が持てます。なるほどこれが人格者の大谷が選んだ女性なのか、さもありなんと日本人のだれもが思ったことでしょう。

 残念ながら、大谷は今日の試合でいきなり2三振してしまったので、口さがない連中からは悪口も出てきそうです。「大谷は結婚によって野球への探求心、ハングリー精神を失ったのではないか」あるいは極端に「妻は意外にも下げマンじゃないのか」などなど。一試合だけでそう見るのは僭越の極みなのですが、期待感が高いだけに、そう見られても仕方がない。日本人のほとんどが大谷の活躍を祈っているのですから、オープン戦2試合目、さらにはパドレスとの公式戦では必ず良い結果を残して欲しい。

 上の写真は、横浜の野毛山公園で咲いている早咲きの桜。