つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

”すすきの”のキャバクラ

 いやー、貧乏暇なしとは小生のことでしょう。先週末、札幌、小樽に出張していました。今、小生が手掛けている日中経済交流関係団体の仕事で、団体の理事兼副会長をしている札幌出身の元衆議院議員の先生を表敬するためです。その先生と夕食をともにしたあと、まだ寝るにはまだ早い時間でしたので、いわゆる札幌の歓楽街の”すすきの”に行ってきました。
 下の写真は、土曜日夜いや日曜日午前1時過ぎのすすきのの風景です。写真を見ての通り、本来ならもっと賑わっていると思われるそのメーンストリートは、人影もそれほどなく、北海道最大の盛り場にしてはちょっと物足りない感じでした。それはさておき、土曜日夜、われわれ男3人は二次会の場所を探して、すすきのを”漂流”。結局、11時過ぎ、街の案内人の勧めで、あるキャバクラに入りました。小生にとっては、キャバクラは初めてで、いい経験をさせてもらいました。
 なんてことはない、胸を半分出したようなけばい格好をした年若い女性が一緒に酒を飲んでくれるというだけの話。お触りということもできないみたいです。小生は他の2人を残して1時過ぎに店を出ましたが、それまでの2時間程度の経験で言えば、女性はずっと固定するわけでなく、とっかえひっかえ出てきて、隣りに座ります。陪席者が固定しないので、ある人とせっかく盛り上がった話が途中で途切れたりして、なんとせわしない感じでした。
 彼女らの身分を取材してみると、やはり北の大地でも働き手の多くは大学生のアルバイト。小生の知人のある大学の先生が、「今や、大学生が水商売のアルバイトをするのではなく、水商売の女性が大学に来るのだ」と言っていましたが、そういうことかも知れません。どちらであろうと、小生自身は、アルバイトはどこでも同じ、生き方さえ立派にしていれば、どこで働こうと、なんら恥じることはないと思っていますので、念のため。
 でも、小生のように酒を飲み、会話すること自体を楽しみたい人は、ある意味、養老の滝、さくら水産でいいわけです。ですから、正直、女性の陪席だけで数万円は取られるこういう業種が成り立つことが不思議でならないのですが、その日、われわれが入った店は全席埋まっていて、それなりに繁盛していました。不景気といわれる北の大地でこんな豪勢な遊びをしているのは、どんな人種なのだろうと、新聞記者の習性が出て、思わず取材してみたくなってしまいました。