つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

応援演説に行ってきました

 昨日金曜日、ウイークデーなのですが、時間を割いて友人の選挙応援に行ってきました。実は、小生が事務局長として参加していた神奈川県の団体「かながわ創造研究所」の有力メンバー2人が今回、神奈川県議会、相模原市議会選挙に立候補しました。県議会候補者の方はどうも当選しそうだということで選挙事務所への訪問程度で済ませ、相模原市議会立候補者のところに行動を集中させました。
 相模原市は最近、山梨県境に近い旧津久井郡津久井、城山、相模湖、藤野の4町を加えて政令指定都市となりました。神奈川では横浜、川崎に次ぐ3つ目の政令都市です。余談ですが、県内ではこのほか横須賀・三浦・逗子・鎌倉の市群、平塚・小田原辺りも政令市を狙っているといわれ、これらが本当に政令市になったら、もう県の存在の意味がなくなってしまう感じですね。
 相模原市政令市となって3つの区ができ、そのうち京王線の終点である橋本地区と旧津久井郡を包含するのが緑区です。緑区という命名は横浜、千葉、さいたまの政令都市にもありますが、要するに、市街地でない、緑の郊外地区という意味でしょうか。わが団体の有力メンバーであり、小生も懇意にしているS氏はこの緑区から立候補しました。
 定員12人のところに24人が乱立、なんと2人に1人は落ちる激戦区です。S氏はもともと旧藤野町出身で、同町の町会議員の経験もあり、ここを地盤としていますが、この田舎だけの票では当選は難しく、やはり大票田の橋本地区に切り込まなくてはならないのです。その点、S氏は橋本駅前で塾を経営したことがあって、教え子も多く、それが頼みの綱とのことです。
 今回、S氏のために応援に馳せ参じた仲間は小生のほか、元国の官僚だった人、県の幹部だった人と計3人で、いずれもかな創研のメンバー。街頭演説では、候補者が一席ぶったあと、小生がいささかの話をし、続けて小生が司会者となって2人を紹介、続けてあいさつをしてもらいました。まず、大票田の橋本地区で2回、そのあと津久井郡の城山、津久井、相模湖へ回り、それぞれ1回ずつ演説、最後に地元藤野に戻って5回以上、街頭演説をしましたが、終わった時はぐったり、たいへんな疲労感でした。
 ところで、橋本や相模湖町駅頭ではわざわざ立って聞いてくれる選挙民もいますが、ほとんどの街頭は聴衆なしで、闇夜に鉄砲を撃っている感じ。藤野などでは畑に向かって大声を張り上げたり、河川敷に向かって演説をしたりで、いささかの虚しさも覚えます。小生も一応、大学では100人単位の学生を相手に講義しているので、あがりはしませんが、聴衆がいないと気持ちは高まりません。できれば、数百人の聴衆が見詰める都会の街頭で一席ぶちたいなと思った次第ですが、そんな機会はないでしょうね。
 下の写真は、上野公園に掲示されていた花見宴会自粛の看板。どうも石原都知事の指示らしいですが、ちょっと興ざめです。