つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

2014-01-01から1年間の記事一覧

ウクライナ問題で欧米は気概見せよ

ウクライナ情勢が緊迫の度を深めてきました。実は小生、ロシアの介入は、南部のクリミア半島だけで終わるだろうと思っていました。クリミアだけなら、セバストポリにロシアの軍港もあることだし、欧米もロシア併合を追認せざるをえなくなるのではないか、と…

渡辺代表辞任は一種の司法取引

みんなの党の渡辺喜美代表が辞任しました。小生は、もっと粘るかなと思っていましたが、たぶん、どこかの筋から、「辞任しないと、検察が動くよ。場合によっては逮捕もあるかも」などのささやきがあったため、決断したのだと思います。まあ、彼にとっては無…

佐村河内守は天才ペテン師か

詐欺師は恰好、見てくれが大事だと言います。他人から金を巻き上げるとき、決して貧乏人と思わせてはならないのです。「自分自身は金などもうこれ以上要らないが、あなたが金儲けしたいと思うなら、協力してあげますよ」という雰囲気を作らなければならない…

DHC、8億円貸し出しの見返りは何?

みんなの党の渡辺喜美代表が、DHCなるよく分からない化粧品販売会社から8億円をもらったことがばれ、右往左往しています。本人は、個人的な借用で政治資金でないと主張していますが、どう考えても熊手などを買って個人で消費するような額には見えませんの…

一回の優勝で横綱になっていいのか

大相撲3月場所が終わり、プロ野球が開幕しました。プロ野球ファンとしてはうれしいシーズンの到来。まあ、野球にとどまらず、マスターズゴルフ、フレンチオープンテニスなどなど、国際的なビッグイベントが4月から目白押しで、いろいろなスポーツウオッチン…

対抗馬立てないのは民主主義の否定だ

大阪市で、橋下徹市長が出直し市長選に打って出ました。これは、一種の「大阪都」構想の是非を問うための住民投票と言っていいのかも知れません。しかし、自民党など主要各党はこれを無視し、対抗馬を立てませんでした。これって、ある意味、民主主義の否定…

クリミア問題で再度分かった国連の限界

またまた、クリミアの話で恐縮です。実は、クリミアの帰属を問う住民投票を前に、国連安保理でこの投票が有効か無効かについて審議しました。その結果、安保理メンバーの15か国中13か国が無効とし、いつもはロシアに同調する常任理事国の中国も棄権したので…

帰属決める住民投票も問題点多い

ウクライナのクリミアで、帰属をめぐって住民投票が行われています。常識的に言えば、一定地域に住む住民がどの国に属したいかは自らの権利として決めるのは当然のことでありましょう。カナダでもこれまで再三ケベック州の独立について住民投票が行われ、僅…

あれから3年、「もう」なのか「まだ」なのか

今年も3月11日が来て、あの大地震から丸3年の歳月が流れました。これも早いようで、遅いようで。もう3年もたったのかという感じもするし、まだ3年かという感覚もあります。でも、あの日は東日本に住む人間にとっては忘れられない一日だったでしょう。激しい…

大河ドラマの時になぜ城の修復?

今週、中国企業のコンサルタントの仕事で兵庫県の西端、姫路市を訪問しました。相手側企業とのミーティングのあと中国企業の人は当日の新幹線で、東京に帰りましたが、小生は姫路に一泊して翌日、京都に寄り、久しぶりに友人と旧交を温めました。これまで訪…

第二次クリミア戦争に発展か

ウクライナの政変を受けて、同国とロシアとの関係が険悪になり、ひょっとすると、交戦の恐れも出てきました。ウクライナとかグルジアとか、かつてはソビエト連邦に属した同じ国の人間同士が争うというのはたいへん不幸な事態ですが、これもプーチン政権とい…

分かりにくい「アンネの日記」破りの狙い

最近、東京都内の図書館で「アンネの日記」が破られるという事件が連続発生しています。東京に限らず、小生の自宅マンションの真ん前にある横浜市立中央図書館でも、同様事件が起きているとか。小生の近くまで犯人が来ているのか思うと、とても他人事とは思…

森発言、その通りだが、口に出すな

ソチ冬季オリンピックも明日未明に閉幕式を迎えます。結局、日本は獲得金メダルが1個という大変残念な結果となりました。前回バンクーバー大会では金メダルゼロだったのだから、それに比べれば銀、銅の多くも含めてよくやったという声も出そうですが、それ…

「東京で食パン屋をやらないか」

小生はフランスパンが好きで、たまにスーパーに買い物に行くと、必ず1本買ってきます。本来は固いのが好きなのですが、日本のスーパーにはこれが売られていません。どうもちょっとへにゃとしたものが多いのですが、それでも十分満足。買ってきて、晩酌のとき…

「楽しかった」は悔しさの裏返し

明治天皇の血を引き、現JOC会長の子息である竹田恒泰氏(慶大講師)が、ソチオリンピックで予選落ちした選手のコメントについて、「負けたときにヘラヘラして『思い出になった』とか、『楽しかった』などのコメントはあり得ない。選手派遣に国費が遣われ…

都知事選の2−4位は意外な結果

今回の都知事選挙結果は予想された通りに舛添要一氏が当選しました。まあ、無難な選択ということで、大方の消極的な支持を受けたのだと思います。当選者はともかく2位以下はどうなるのかが、小生、非常に興味がありましたが、宇都宮氏が2位に入り、小泉純一…

「ヤーチャイカ」の登場は感動もの

今日未明に、酒を飲みながらソチ冬季オリンピックの開幕式を見ていました。さすがに年寄りには徹夜はこたえるので、バッハ会長のあいさつのところ、つまり3時半ごろには寝てしまい、その続きは今日午前中にやった再放送で見ました。それはともかくとして、全…

「大阪都」構想の是非問うのはいい

橋下徹大阪市長が実現を目指す「大阪都」構想について、もう一度市民にその是非を問うてみたいとし、出直し市長選をすると宣言しました。これに対し、自民、公明の連合軍は、橋下市長のこの意気込みをはぐらかすように、市長選では対抗馬を立てないという方…

「日本を火の海に」と言う中国将軍の愚

中国軍のスポークスマンである羅援少将が「中日が開戦すれば、中国のミサイルが日本を火の海にする」と語ったという話が伝わってきました。どこで話したのかは知りませんが、中国がすでに日本に照準を合わせた1000発以上のミサイルを配備していることも併せ…

籾井会長発言のどこが「暴論」か

新しくNHK会長となった籾井勝人氏の就任会見の内容が問題視されています。きょうから始まった通常国会の代表質問でも、海江田万里民主党代表が「暴論だ」と決めつけていましたが、果たしてそうですか。小生は、言わずもがなのことを言った点はあったにし…

細川氏は年寄りくさい印象

都知事選が告示されました。小生の第一観は、細川護熙元首相のインパクトはそれほどないなという印象です。告示の日、小泉純一郎元首相がやはり選挙カーに一緒に乗って応援演説していましたが、テレビ映像を見る限り、2人並ぶと小泉さんばかりが注目されてい…

産経新聞に長老記者がいる理由

先週末、都内某所で産経新聞パリ支局長の山口昌子女史の講演を聞きました。お会いするのは初めてです。小生は産経新聞の読者なので、いつも彼女の記事を拝読しておりますから、書き手がどんな人かなというのはそれなりに興味がありました。経歴にお歳は書い…

東急池上線の風情はいい

ちょっとマイナーな話で恐縮ですが、昨年12月に大田区である会合があって、その集合場所が都営地下鉄の西馬込駅でした。都営線の終着駅であることは以前から知っていましたが、これまで行ったことがありません。果たして、横浜方面からどう行けばいいのやら…

「者ども、よきにはからえ」にならないか

いやー、2月に実施される都知事選挙の候補者に、室町時代以来の殿様と言われる細川護熙元首相が名乗りを挙げたことに驚かされました。最初にこの情報を聞いたとき、「え、ありえない。ゾンビやキョンシーじゃあるまいし、真冬に出てくる代物ではなかろうに」…

逃走罪が適用されないって本当か

横浜地検川崎支部から強盗、強姦魔が逃走し、2日間にわたって捕まらない状態が続いたことで、地元横浜、川崎に住む人間は肝を冷やしました。そもそも二十歳やそこいらの”ガキ”が集団で強姦し、そのうえ事後強盗まで働き、さらには逮捕後も、少しの反省もなく…

DNA鑑定は”凶器”にもなりうる

元光GENJIで俳優の大沢樹生氏が16年育てていた子息がDNA鑑定の結果、実は自分の子供ではなかったというニュースがきょうのワイドショーで大きく取り上げられていました。小生はこのニュースを聞いて素直な印象は、文明の進歩って残酷だな、DNA鑑定なる…

靖国問題についての私見

昨年末に書いた安倍首相の靖国神社参拝に関する小生のブログに対し、ぼんじ氏から、「戦犯が合祀されている点がずっと気になっている一人です。総理大臣としてではなく、個人での参拝が良いのではいつも思っています。」とのコメントをいただいたので、一応…

タイは民主主義を否定するのか

とうとう2014年が明けてしまいました。90年代に香港にいたとき、コンピューターの2000年問題がどうしたこうしたとの記事を書き、議論していたけど、その2000年からもすでに丸13年たつんですね。小生自身も年を重ねていることを実感せざるを得ないです。ただ…