つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

2010-01-01から1年間の記事一覧

今こそ、スモール政府、安保強硬な自民党に

体たらくな民主党の鳩山政権はもうどうでもいいのです。むしろ自民党の機関紙に定期的に論評を書いていた者からすると、今の自民党の方がよほど心配でなりません。正直、いったいどうなっちゃうのだろうか、と案じています。民主党の人気が落ちているのに、…

発展可能性ある南の街・南寧

しばらくこのブログをお休みしてしまいました。というのは、ゴールデンウイーク中に、中国の上海と南寧を旅行していたからです。実は、4月いっぱいで3年半勤めた翻訳会社を辞め、神田小川町にある一般社団法人の代表理事に納まりました。その仕事は、中国と…

還暦過ぎても過酷な日々

今年も大学の非常勤講師として5コマ持つことになりました。水曜日に中国語2コマと国際関係論1コマ。土曜日に中国語2コマ。水曜日はなぜか、1時限目に1年生向けの中国語があり、そのあと2時限目は休み、午後から3時限に国際関係論、4時限にまたまた1年生向け…

お手軽決着でいいのか

上海万博のテーマソングとなった曲がどうも日本の岡本真夜さんのヒット曲とそっくりという疑惑が持ち上がりました。ヒット曲なので、当然、香港でも大陸でも流れたメロディーであり、多くの人が万博ソングとの類似性にすぐに気づくはず。ですから、もし盗作…

もっとましな人を選べなかったのか

普天間基地の移設問題はついにデッドロックになってしまったようです。もともと、辺野古の沖合に移転がほぼ決まっていたのに、まったく先が見えないおばかな鳩山のおぼっちゃまは、「できれば国外移転、少なくとも県外」などと社民党が喜びそうな御託を並べ…

労働市場もグローバリゼーション

週刊誌を読んでいたら、大前研一氏がおもしろいことを書いていました。日本の大学卒業予定者の就職内定率が8割程度と過去最低になったのは、世界に通用する日本人学生、企業が採用したくなる人材が育っていないからだというのです。つまり、不景気が原因では…

麻薬犯死刑に文句言えるのか

中国で麻薬(覚せい剤)を所持し、密輸をしようとした日本人が処刑されました。これに対し、桜井よしこさんら右派系の人を含めて「刑罰が厳しすぎる」「もっと人権を」などと中国にクレームをつけていますが、これってよく考えれば、おかしな話ではないですか。…

「龍馬伝」はいい味出している

毎週日曜日夜のNHK大河ドラマは昔からフアンでしたが、今年の「龍馬伝」はいつになくおもしろい感じがします。何がいいかと言われれば、まずテーマソングが絶品です。オーストラリアかイギリス出身かは知りませんが、リサ・ジェラルドという女性歌手が歌…

1年10日間の美しさ求めて桜植える日本人

あれよあれよという間に4月に入り、今年ももう3カ月、つまり4分の1が終わってしまいました。時の流れというのはなぜこんなにも速いのか、特に年を取るとめっぽうこの流れが加速するようです。残念ながら、先週の隅田川の屋形船花見は満開時期を逸しましたが…

またまた、楽天フアンは不安だらけ

小生がひいきにするプロ野球の楽天が開幕試合から5連敗してしまいました。これだけで今年の行く末を占うのは早計でしょうが、どうも野村監督に代えて外国人監督をもってきたのは失敗だったような気がします。 このブラウン監督、奥さんが日本人だから日本で…

小沢はただ権力が欲しいだけ

残念ながら、今の民主党の在り方を見ていると、もう末期的状態だと思います。生方前副幹事長を辞めさせ、そして小沢一郎幹事長の一言でまた役職復活なんて、いったい何ですか。驚きを通り越してあきれ、そしてばかばかしく思えてなりません。今回の一件はや…

死に際に見たいものは?

いつも難い話ばかりなので、きょうは下ネタをかまします。小生の香港時代の山仲間である「香港山海径倶楽部」の一斉メールサークルで最近、流布したものです。***** 祖父の最後を見取るため、病室に家族全員がそろった。 僕が「なにか最後に言いたいこ…

密約の有無より安全をどう図るかだ

今、岡田外相は、自民党時代にあった日米の密約とやらの追及に熱心で、北岡伸一東大教授らの有識者委員会に調査を依頼しました。このほどその有識者委員会よる調査結果が出ましたが、その内容は、「広い意味で密約はあった」とするものの、「密約そのもので…

夫婦別姓で何の不便があるのか

現在の内閣は政権交代したことをアピールするために、いろいろなことに挑戦しています。国防、安全保障、教育政策はでたらめですが、さまざまな新しい試み、新機軸は評価してもいいところもあります。特に、小生は、今国会で夫婦の別姓も認めるという民法改…

メダルに血眼は後進国の心情?

冬季オリンピックの話となると、もう旧聞に属してしまうのですが、先日、翻訳会社の人と交わした会話についてちょっと報告しておきます。小生が「日本は情けないね。金メダルが一個も取れない。もう国の力は完全に韓国に負けているね」と誘い水をかけたら、…

豊田章男氏は「こども社長」でない

昨日夜、民放の報道番組に、トヨタの豊田章男社長が出ていました。週刊誌などでは、しょせん家柄だけの社長、「こども社長」などと酷評されていましたが、ニュース番組でなく、キャスターとの一問一答のやり取りを画面を通して見る限り、なかなかいい対応を…

ものを見る視点の位置も大事

小・中学校時代の友人が理事長をし、小生も評議員の一人になっている留学生支援の財団で、新年度に奨学金を出す学生を決めるということで、その選抜の面接員を務めるため、先週26日の金曜日、千葉にある財団事務所まで行ってきました。記者として通信社に…

ノー天気鳩山、安保無視の社民党は不要

鳩山首相というのはやはりノー天気なのでしょうね。普天間基地に代わる新たな移設先について、記者会見で、「5月には立派に決まります」などと自信たっぷりに話していましたが、約束の5月まであと2月余になったものの、一向に具体名が挙がっていません。…

「南寧」って「それは、何ねぃ?」

中国に広西チワン族自治区というところがあります。普通の日本人、いやちょっと中国に詳しいという人に聞いても、ほとんど知られていないし、ましてやそれが中国のどの辺にあるかなど皆目分かりません。ところが、「桂林って知ってる」と聞くと、これがまっ…

先住民重視は贖罪意識

これも開幕式余談ですが、西洋人が主催するオリンピック開幕式になぜか原住民を登場させるケースが多いようです。今回のバンクーバー冬季大会にも、インディアンの鳥の羽根のキャップを付けた先住民が貴賓席に坐っていましたが、どうやら大会執行部は、4つ…

やはり冗漫だった五輪開幕式

昨日、土曜日の昼間ということもあって、バンクーバー冬季オリンピックの開幕式を最初から最後まで見てしまいました。「見てしまいました」という言い方はちょっと乱暴で、無理やりという感じを与えてしまいますが、確かに、3時間以上に及ぶこのイベントは少…

相撲国際化の矛盾を考えるべきだ

とうとう朝青龍が辞めました。当然と言えば、当然のことでしょうね。前にも書きましたが、日本人から見れば、伝統があってはじめてその上に存在するスポーツという認識ですが、モンゴル人にとっては、少なくとも朝青龍にとっては相撲は単に多くある格闘技の…

「友愛」のあいまいさ

鳩山首相が常々主張している「友愛」ですが、これはもともとフリーメーソンの言葉であるらしいです。おじいさんの鳩山一郎元首相は、マッカーサーの影響を受けたのか、あるいはシンパなのかは知りませんが、フリーメーソンに加盟したようです。それはどうで…

未成熟な子どもの親も未成熟

「日本辺境論」なる本を書かれた内田樹先生が週刊誌「AERA」の巻頭提言で、おもしろいことを言っています。氏はある女子大の教授なのですが、4年間教務部長をしているときに、よく「責任者出せ」と言って大学に怒鳴りこんでくる親御さんがいたというので…

中国こそ台湾攻撃ミサイルを撤去せよ

中国は今、アメリカが台湾に、パトリオットの迎撃ミサイルやヘリコプターを売却することに反対し、強烈な抗議行動を行っています。台湾は自分の領土であるから、国内の反中央勢力に武器を売るのはけしからんという理屈です。一見、理解できる感じの論理でも…

「趙紫陽極秘回想録」という本

21年前の1989年6月に起きた天安門事件で失脚した趙紫陽元中国首相の極秘回想本が出版されました。もともと、この原本は英語版であり、そのあと香港で中国語版となり、さらにこの1月、日本でやっと英語版からの日文翻訳本が出ました。天安門事件20周年の昨年…

大相撲に外国人力士は要らない

大相撲の初場所は、休みの日しか見られませんが、テレビ中継を見ていました。そこで、いつも感じることなのですが、何かつまらないなという印象がぬぐえないのです。多分、日本人で活躍する関取がいないせいでしょうか。毎度毎度、モンゴル人横綱同士の優勝…

小沢氏のブレークスルーはない

先週土曜日16日午後、日比谷のプレスセンタービル会議室で勉強会があったため、それに出席しようと内幸町の交差点まで来たところ、なにやら右翼の宣伝カーが集結して、うるさいのです。それは、日比谷公会堂で民主党が大会を開いていたためで、日比谷公会堂…

高納税の喫煙者には当然の権利

新年度の税制改正大綱が決まり、この中にたばこ税の引き上げが盛り込まれたことから、新年度以降、たばこの値上げがありそうです。今、いちばん標準的な紙巻きたばこは20本で300円ですが、これに対し最低1本あたり5円程度の税アップがあり、一箱400円程度に…

反小沢のクーデターは必ずある

昨日で松の内も明け、正月気分もなくなりました。翻訳会社には出ていますが、本格的な仕事はまだなく、ひたすら週刊誌を読み、外交関係の記事を渉猟しています。再三ここで書いているように、週刊誌の外交記事を拾って、その内容や傾向を文章にまとめるのが…