つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

2011-01-01から1年間の記事一覧

福島産花火の忌避はやりすぎだ

愛知県日進市というところ、ここに住む市民は神経質すぎないか。というより、なんと料簡が狭く、自己中心的な人が多いことかとの印象を強く持ちました。大震災復興を願うという名目の花火大会に福島県産の花火が持ち込まれたことに対し、市民から苦情が殺到…

三連休初日は万葉の湯へ

きょうから三連休です。先週、先々週の週末とも旅行したので、この3日間は遠出の計画はありません。決めているのはただ一つ、中日の18日夜に、親しくしているテレビ局記者OB夫妻と酒を飲む約束だけ。実は、来週末の24日から大学の授業が始まってしまうし、…

テレビで見たくない顔

やはりテレビはビジュアルを主体とするメディアであるので、美しいもの、目に快いもの、いや五感に快いものだけを見たいと思います。こう言っては何ですが、ブスな女性より美人が出てきたほうがうれしいし、つい一生懸命見てしまいます。これは理屈でなく、…

9・11から、この10年間の変遷

間もなく9月11日、つまりあのニューヨークのWTCビルの飛行機追突、崩壊など同時多発テロから10年を迎えるということです。2001年、つまり21世紀に入って最初の年のエポックメーキングな事件。あれから10年たったということですが、小生にとってこの10年、…

ジャスミン革命、次はアサド打倒か

小生は中国の専門家なのですが、中東のジャスミン革命はそれなりに興味があります。チュニジアで始まった独裁者打倒の動きは、エジプトに移り、さらにリビアにも波及しました。北アフリカはアルジェリア以外すべて政権が変わってしまいました。今、いちばん…

野田氏は無難な選択だ

民主党が野田佳彦氏を新代表に選んだことは、まあ常識が働いた無難な選択だと思います。同党最初の金持ち御曹司の代表・首相は、自民党との違いを出そうと理想主義的なことばかりを言って気を持たせた割には、何の水面下の準備工作、政治的努力もなく、結局…

小沢が角栄の如く、また裏で糸引くのか

先週は、タクシン・タイ元首相の講演会を主催、そのあと週末土曜日には、名古屋で開かれた中国への企業招致説明会の講師として参加することになり、自動車で名古屋を日帰り往復。行きは早朝、帰りは午前様になってしまったので、疲れ果ててしまい、きょう日…

大成功だったタクシン元首相の講演会

小生が代表理事を務める一般社団法人 日本・中国・ASEAN経済文化研究会がタイの元首相タクシン氏を日本に招請し、8月23日講演会を開催しました。これは、研究会の会長を務める水野清元国務大臣のつながりによるものですが、これまで日中ASEANなどと銘打ちな…

「ばかやろう」連発の日本軍ドラマばかり

中国を旅行すると、中国語の勉強も兼ねてヒマな時間はなるべくテレビを見るようにしています。政府系の中央電視台(CCTV)だけでも音楽、娯楽、歴史、自然描写、外国語放送、映画放送、連続劇放送など10チャンネル以上あり、さらに地方の一級行政区のテレビ…

中国のトイレ事情について

中国旅行から日本に帰ってきて何に驚くかというと、それはやはりトイレのきれいさですね。中国旅行した多くの方が指摘していますし、小生もそう思いますが、中国のトイレは汚く、しかも臭い。今回の中国旅行では、羽田空港の離発着でしたが、帰ってきて羽田…

北京は相変わらず白いもやに

6日から14日まで9日間、夏休み休暇を利用し、またまた懲りずに中国を旅行してきました。今回は、北京経由で黒竜江省へ。まず、ロシア国境の黒河(対岸はプラゴベンシェスク)までフライトし、1泊して国境のアムール川や口岸(国境出入り口)を視察し、次の夕…

原子力利用は長期的視野で

小生は原子力発電の在り方について、特に定見を持っているわけではありません。これは大きな問題であり、福島第一原発で事故があったからといって、拙速に方針転換していいという問題ではありません。しかし、菅首相を見ていると、閣内での議論も経ず、個人…

鉄道事故で権力闘争は佳境に

中国の高速鉄道事故は、やはり権力闘争に使われ始めたようです。前にも触れましたが、鉄道部は江沢民派が利権を牛耳るところであり、ポストを持たない江が力を発揮してきたのは、こうした利権による幹部への手なずけが大きな理由です。胡錦濤らの共青団派は…

なぜキツネ目男、誰何できなかったか

昨日、NHKのスペシャル番組として放映された「未解決事件−グリコ森永事件」は、久しぶりにおもしろいドキュメンタリードラマでした。あの事件は、小生にとっても忘れられない事件です。と言いますのは、小生、あの当時、ちょうど通信社の北京支局から日本…

体質の変わらない鉄道省

中国・温州市での高速鉄道事故を見ると、ああやはり起きたかという感は否めなかったです。すでに経済は資本主義化したといっても、体制はまだ一党支配による開発独裁であり、当然、公的な交通手段やエネルギー、金属、鉱業など根幹企業はすべて昔の国営企業…

またまた夏風邪、いやな恒例だ

毎年、気をつけてはいるのですが、やはり今年も夏風邪を引いてしまいました。先々週末の土曜日ころから体調がおかしくなり、日曜日、次の海の日の2連休はずっと床に着きっぱなし。恩師からお誘いがあったコンサートや、北京時代の友人と飲む約束もキャンセル…

魁皇は引退準備をしていた

大関魁皇がついに引退を発表しました。前回のブログで、優勝できない大関以上の力士は去れと書いたのですが、彼はあたかもそれを見たように(ありえないことですが、、)力士生活に幕を閉じました。 プロスポーツはサラリーマン化するな、長くやればいいとい…

通算勝ち星はそれほど価値あるものか

大相撲大好きの小生としては、休みの日とに自宅でゆっくりとテレビ観戦できるのはたいへん幸せなことです。やれ、いじめだ、やれ、八百長だとワイワイ世間を騒がせていましたが、小生にとってはたわいもないことだと思っています。前にも書いたので、繰り返…

「江」は大河ドラマ史上最悪では

小生はNHKの大河ドラマファンなので、日本で生活しているときは必ず一年通して見るようにしています。ですが、残念ながら、今年の「江」は見ていません。最初は見ていましたが、出演者のあまりにもお粗末な演技とおちゃらけた演出を見てがっくり、途中か…

独伊の原発忌避は一国平和主義だ

思えば、おかしな話です。ドイツとイタリアは国民の総意で今後、原発に頼らないことを決めました。スイスも同じようです。でも、隣国のフランスやスウェーデンは相変わらず、原発に依存することにしています。統一経済体であるEUの諸国間でこうした齟齬が…

「北朝鮮は世界第二の幸福国」という滑稽

ある雑誌を読んでいたら、北朝鮮でこのほど、「国民幸福度指数」なる数字を発表したそうで、それによると、北朝鮮の民は、中国(100ポイント)に次いで、世界第二で幸福度が高い(98ポイント)国であることが分かったとのこと。ちなみに、幸福度第三位はキュ…

ばかな議員がなぜか復興担当大臣

いやー、民主党議員はひどいのが多いとは感じていましたが、これほどひどい奴がいるとは思いませんでした。それは、災害復興担当大臣であるという松本龍なる男です。まず第一にこの男の最大の問題は、言葉の悪さです。あんなため口をいつもしているのでしょ…

リスクマネジメントできない保安院官僚

経済産業省の原子力保安院で、常時スポークスマン的役割を演じていた西山なる審議官が女性問題で更迭されたようです。阿川佐和子さんは「あの髪の黒々とした方」などと皮肉っていましたが、同審議官がカツラをしてまで若々しくしていたのは、多分、愛人がい…

あっと言う間にすぎた半年

きょうは6月28日、あと2日で今年も半分、終わるわけです。この前、新年を迎えたと思ったら、もう半年が経過。このスピード感は、3・11の大地震が起こり、福島第一原発事故でてんやわんやしていたことが大いに関係があるのか、はたまた例年通りの時の流れなの…

JR人身事故はそんなにあるのか

小生は、神田小川町の事務所に出るときは、往復JRの桜木町駅から神田駅まで京浜東北線の鈍行電車に乗ります。乗り換えがないので、長い道程の割には時間的なロスがないし、幸いなことに朝晩とも、次駅(桜木町の次は横浜駅、神田駅の次は東京駅)では必ず…

国難時に感情論の首相降ろしは止めよ

考えてみれば、菅直人という御仁はいい根性をしていますね。最近の首相はというと、元首相の孫だったり、子どもだったり、あるいは何代にもわたる政治家の出だったりで、純粋に”市民”からトップに上り詰めた人はいませんでした。その分だけ、権力に汲々とし…

楽天よ、ベカルタ仙台を見習え

贔屓にしている楽天は、星野監督をもってしても、やはり浮上しませんね。岩隈、田中マー君、ラズナー以外で頼りになるピッチャーがいないのが痛いです。その岩隈も、ラズナーも戦線離脱とは、なんという巡り合わせか。その分、永井が結構いいピッチングをす…

菅降ろしの裏に復興利権争いがある

今の政局を見ていると、本当に我慢ならない感じがありますね。内閣不信任案を否決したあとも、民主党内では「菅辞めろ」の大合唱でまとまりはなく、相変わらず震災、原発対策は二の次のように感じられます。菅も菅で、もうレイムダッグになったのだから、す…

あの耐震偽装建物は今回の地震でどうなったのか

確か、2、3年前でしたっけ、姉歯秀次なる一級建築士が耐震偽装の建物構造設計をし、それが現実に造られていたということで世間をにぎわしました。あの事件はその後、まったく忘れ去られたようで、3月11日の震度5強の地震があっても、再び注目されることはあ…

道州制で東北復興はいい案かも

6日付の日経新聞に御手洗富士夫前経団連会長が登場し、道州制の早期導入を強く推奨していました。実は、小生も道州制は賛成です。確かに、中央集権体制は明治時代に一定の役割を果たしてきたのですが、現在ではむしろマイナスの方が多いと思います。地域性を…