つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

2009-01-01から1年間の記事一覧

首班指名では粛々と「麻生」と書け

自民党は、16日に行われる首班指名の際にどの人の名を書くかで議論になっています。いや、対立といってもいいかもしれません。どうせ野党で、だれと書こうがその人が首班指名されるわけではないので、ばかげていると言えばそれまでですが、当の議員たちはど…

圧勝でも社民と連立とは不可思議

総選挙は、大方の予想通りになったようです。新聞予想では、投票日が近付くに従って「民主党320議席も」などという見出しが躍っていましたが、蓋を開けてみると308議席。まあ、新聞の予想以上に自民党の底力があったということでしょうか。それでも、単独政…

政策を横軸、縦軸で見ると

国政選挙で候補者を吟味する場合、2つの視点があるように思います。まず「外交、安全保障」分野を横軸に設定。パワーオブ・バランスの観点に立って防衛力を重視し、力を背景にしても国益を守ることに関心を持つ方向をプラス方向、すなわち右方向とすれば、社…

「みんなの党」に期待

昨日、神奈川3区から「みんなの党」で出馬している加藤正法クンの陣中見舞いに行ってきました。加藤クンは、小生がかつて事務局長をしていた「かながわ創造研究所」の仲間です。通称「かな創」は国や県庁幹部、議員OB、マスコミ人などが集まっていて、神…

解散から投票まで長いのも逆効果

衆院解散から早くも一か月以上、18日にやっと公示が来てさらに12日。きょうは21日ですから、あと投票日まで10日です。本当に長い長い助走期間ですね。候補者も参っていると思うけど、たぶん、選挙民の方がもっとじれていると思います。そんなわけで、今日会…

ベトナム枯葉剤被害者見て思ったこと

お盆休みを利用してベトナムと中国を旅行してきました。ベトナムは、香港駐在時代に一回、南部のホーチミン市を訪れたことがありますが、首都ハノイは初めてです。小生も団塊の世代末期で、ベトナム戦争を強烈に記憶している一人だけに、あの米軍の執拗な空…

恥ずかしながら還暦に

恥ずかしながら、小生はきょう11日でとうとう還暦になってしまいました。子供のいない身ですから、自分がどれだけ年取ったか、子供の成長で見ることもできず、振り返れば、平平凡凡と過ごしてきてしまったような気がします。自分を客観的に見れば、これまた…

パワーバランスが安全保障の基本

毎年、8月初めのこの時期になると、太平洋戦争を振り返るドキュメンタリーやドラマが多くなります。特に、今年は北朝鮮が核実験したり、オバマが非核の方向性を打ち出したりして核問題が焦点になっているせいか、広島、長崎の原爆体験に関するドキュメンタ…

小泉進次郎が圧勝というのは本当か

在籍する翻訳会社が、日本の週刊誌の中に掲載される日本関連の外交記事をチェックするという仕事を外務省から請け負っています。それは小生の仕事になっていますから、毎週10数誌の週刊誌を否応なく読んでいます。最近、週刊誌の焦点は専ら今月30日実施され…

中国の自治区とは「植民地」のこと

中国で、自治区というところがあります。一番有名なのはチベット、それから新疆ウイグル、内モンゴル、広西チワン族、寧夏回族の自治区。これらの地はもともと漢民族とはかけ離れた異民族が住んでいたところです。つまり、力の強い漢民族が中原から押し出し…

民主党の外交、安保政策に一応の安心感

民主党が総選挙向けの政策集を発表し、ソマリア沖での海賊対処やインド洋の米艦などへの給油のため派遣している自衛艦を当分引き揚げないことを明らかにしました。これは、かの党が政権を取ったとしても、急激に外交、安全保障政策を変化させるものではない…

麻生氏の解散会見の滑稽さ

いやー、麻生首相という人は最後まで笑わせてくれます。というには、先日、衆議院解散のあと行われた記者会見で、彼のネクタイがブルー、背景がえんじのフレアカーテンと、4年前の8月初め、小泉元首相が解散会見をしたときとまったく同じ設定なのです。これ…

胡錦濤帰国は、政治的正統性欠如の証明

ちょっと古くなってしまったのですが、ある人からぜひウルムチでのウイグル人暴動の話を書いてほしいという依頼がありましたので、感想を書きます。実は、写真週刊誌の「フライデー」からコメントを求められ、小生の話した内容が今週号に掲載されています。 …

麻生首相の解散は読めていた!

麻生首相は漢字は分からなくても、政局が読めなくても、意地だけはあるようです。イタリアのサミットに出席していたとき、ヘラヘラと意味もない笑い顔を作っていましたが、これは、自らの方向性を明確にしたある種、達観のポーズです。小生の見立てでは、も…

飲み屋街から自宅までの鼻歌

小生は現在、横浜の桜木町駅周辺にある下町風の飲み屋街「野毛」の近くに住んでいます。ですから、野毛で飲むときには、帰宅時間を考えなくていいので、ついつい遅くなってしまいます。思い起こせば、飲み屋街に近いこんな環境に住んでいたことって、過去に…

麻生首相の”漢字力”は本物か

現自民党総裁の麻生太郎氏という方はやはり只者ではなかったようです。都議選立候補者の応援演説に行って、「惜敗を期してがんばろう」と言ったそうな。麻生氏の”漢字力”は本物なのか、としみじみうなってしまいます。いったいどうして、どういう思考の流れ…

ちょっと過激な提言ですが、

北朝鮮は、党機関紙「労働新聞」で、「韓国が対北船舶検査に加わったら、戦争を意味する」と宣告しています。いつもながら、威圧的、好戦的な字句を連ねて、国が違うとはいえ同胞を脅しています。もちろん、日本も公海での船舶検査に加わったら、「戦争だ」…

渡辺謙の演技はすばらしい

20、21日の土、日曜日の夜、2日間にわたってテレビ朝日の記念番組「刑事一代−平塚八兵衛昭和事件簿」を見てしまいました。正直とても面白かった。何といって渡辺謙さんの演技が見事でした。小生は、役者としての謙さんをNHKの大河ドラマ「独眼竜正宗」の…

楽天フアンは不安だらけ

小生は、通信社の記者時代に山形に住んでいたことがあり、東北地方には親しみを感じています。そのためか、プロ野球は楽天に親しみを持っています。まあ、いまプロ球団の中でいちばんの贔屓にしているチームであるかも知れません。親会社の三木谷・楽天社長…

鳩山総務相の辞任はうさんくさい

なんだか、第三者的に見ていると、今度の郵政問題をめぐる鳩山邦夫総務相と日本郵政の西川善文社長のバトルと、その後の鳩山総務相の辞任というのは、分かりにくい構図に見えますね。鳩山氏は、西川社長がかんぽの宿を一括で安値でオリックスに売ろうとした…

草の根の留学生支援、再考

小生の小、中学校時代の友人とその父親が株売却資産を元手に、アジア各地から来る留学生を支援する財団を立ち上げ、小生が昨年、その財団の評議員になったという話は以前、この日記で書きました。財団の今年の理事会、評議員会が先日、開かれましたが、会合…

再び子どもへの体罰について

前々々回に、子どもには体罰が必要だとの持論を展開したら、「ともや」さんという方から「同感だ」というコメントをいただきました。ともやさんは小生と同世代人であり、同じように子ども時代には多分、相応の体罰経験を持ってらっしゃると思います。小生自…

天安門事件、あれから20年か

新聞を読んでいると、あの中国・天安門事件から20年という記事を多く見かけます。ああ、あれからもう20年もたってしまったのかという感慨は、プラス20という自らの年齢の加算もさることながら、今でも中国の体制が当時と本質的にまったく変わっていないとい…

民主党の外交政策は大丈夫か

最近、週刊誌を読んでいると、民主党が政権を取ると、どうなるかという特集記事が多くなっています。まあ、小沢一郎氏に代わって鳩山由紀夫氏が代表になり、世論の民主党支持も戻り、一気に同政権が現実味を帯びてきたからだと思います。今の閉塞感を打破す…

子供に体罰は必要だ

今週号の「ニューズウイーク」日本語版を読んでいたら、面白い記事がありました。米国サウスカロライナ州の小学校で、子供のしつけのために体罰を公認し、校長自ら部屋に長さ60センチほどの木製しおき棒を置いて、子供の尻をたたくなどして実践していると…

中国のゴマスリも他山の石

小生は長い新聞記者時代に固く心に誓っていたことがあります。それは、できることならば、上役にゴマは摺るまい、ゴマスリなどしないで人生を送りたいということでした。でも、会社を辞めたあと、さまざまな経験を積むことで、やはりゴマスリも社会生活で必…

果たして鳩山でいいのか

民主党代表選は、大方の期待を裏切った(?)形で、鳩山由紀夫氏が選ばれました。庶民から見れば、実態的に鳩山氏が小沢一郎前代表の傀儡であるか、傀儡でないかは関係ない。ただ、鳩山氏が小沢代表時代の幹事長であり、一心同体であったという視点に立てば…

民主党は岡田代表の方がいい

民主党の小沢一郎代表が辞めて、鳩山と岡田による一騎打ちの代表選になりました。小生も、総選挙前にいずれ小沢氏は辞めるだろうと踏んでいました。というのは、彼はこれまでの態度から、首相になることにそれほど執着しておらず、むしろ政権交代を実現させ…

GWは黒部・立山アルペンルートへ

ゴールデンウイーク最終の2日間、安いツアーで黒部峡谷、黒部・立山アルペンルートに行ってきました。このルートは昔、石原裕次郎主演の「黒部の太陽」を見たときから、機会があったら、ぜひ行ってみたいと思っていたコースです。黒部・立山アルペンルートは…

豚フルーは騒ぎすぎでは!?

メキシコ発の豚インフルエンザで、世界が大騒ぎしています。考えてみれば、インフルエンザなんて、毎年冬流行して、日本でも多くの患者が出て、少なからず犠牲者も出ています。今回の豚フルーは、毎年はやる香港型などに比べて毒性が弱いって言うのに、世界…