つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

2013-01-01から1年間の記事一覧

半沢直樹的態度、現実にありうるのか

TBSが日曜夜に放映している「半沢直樹」というドラマが評判を呼んでいます。すでに視聴率が30%超えとか。いまどき、日曜のゴールデンタイムに30%とはお化け番組でしょう。実は、小生もこのドラマの大ファンでして、内人とともに毎週楽しみに見ています…

ミャンマーはインフラ不足

18日から22日までミャンマーに行ってきました。実は小生、あるメディアでミャンマーのニュース専門に英文、中文の翻訳作業をしているのですが、今まで一度も同地を訪問したことがなく、正直なところ、翻訳作業ももどかしいものがありました。過去の経験から…

エジプトの今の事態は予想できた

エジプト情勢は泥沼化してしまいました。前にもこのブログで書いたのですが、民主的に選出されたモルシー大統領の政権を軍部がしゃしゃり出てぶち壊し、大統領を拘束するなどというのは、民主主義国家にあらざるべき異常事態です。軍部による事実上のクーデ…

暑くてもクーラーはほどほどに

今年の夏は確かに暑いです。特に、小生の誕生日であるおととい8月11日日曜日は今夏一番の暑さだったのでは。昨日も朝から暑かったですが、夕方に飲む約束があったので、東京まで出ました。横浜・桜木町は海が近く海洋性気候ですから、風もあってそれほどの熱…

「平和、平和」だけの発言でいいのか

太平洋戦争で、沖縄戦が終結した6月23日も、8月の広島、長崎の原爆の日でも、テレビ局がインタビューした人に必ず言わせる言葉があります。「あのような悲惨な戦争を二度と起こしてほしくない」「平和を守っていかなければならないと感じた」など。大変、立…

今年の楽天は強すぎないか

贔屓にしている楽天ゴールデンイーグルスが今年、なぜかやたら強い。チームが7連勝、投手のマー君は15連勝とか。ガチガチのファンからすると、チームが勝てば勝つほど楽しくなるのでしょうが、小生は、「これって今までの楽天と違うじゃん」と思い、若干白け…

「ナチスの手口に学べ」は理解不能

国家基本問題研究所のシンポジウムで麻生副総理兼財務相の失言があったのは、ちょうど小生が中国に行っていた時で、中国のテレビは鬼の首でも取ったように派手に報じていました。中央テレビは、日本で発行されている無料華字紙「日本新華僑報」の記者を衛星…

中国の若者はカレーライスファン

7月26日から8月1日まで、中国の南寧というところに行っていました。かつて小生の主宰する社団法人の仲介で、南寧のショッピングセンターに入居し、今、同地でコーヒーショップ兼レストランを開いている友人を励ますのが訪問の主目的。そして、その友人が7月2…

周南事件は限界集落への教訓か

集落の、本来なら助け合う同士であるべき仲間5人を殺害し、放火するという山口県周南市の限界集落の事件には本当に驚きました。小生は横溝正史の「八っ墓村」のモデルとなった津山事件を思い出してしまいました。犯人によっぽどの怨恨があったのか、それと…

「逃げたい奴は逃げればいい」が共産党の本質

参院選の結果は、ほぼ小生が予測した通りの結果になりました。このブログでは事前に書いていませんでしたが、住んでいる神奈川県の自み公民、注目選挙区の東京も山本太郎氏の当選を含めて見立ての通りでした。神奈川は4人区と1人増員されたのに、なぜ自民党…

「みどりの風」の存在意義

参院選の投票は21日ですから、選挙運動できるのもあす土曜日一日だけ。小生は新聞の事前調査を見るまでもなく、たぶん自民党の圧勝で終わるのだろうと見ていますが、そんな中、きょう自宅の郵便受けに「みどりの風」候補者への投票依頼が入っていました。高…

上海・浦東地区にはバブルの城

今月12日から15日まで、またまた上海に行ってきました。小生も絡んだ上海市郊外の合弁企業に韓国人の顧客を案内するのが目的です。われわれ企業の生業、金属加工業の有力なお得意さんになりうる客ですから、最大限のもてなしが必要。社の車で上海市内のホテ…

「農夫山泉」まで汚染とは…

ある雑誌を読んでいたら、中国の有名なミネラルウォーター「農夫山泉」が雑菌や有害物質にまみれた汚染水であるということが書かれていました。ショックです。というのは、小生、このミネラル水の大ファンで、中国に行ったら、必ずこれを飲んでいました。信…

党首討論の野党は金太郎飴だ

日曜日朝のテレビは、参院選のさなかなので、党首討論会をやっていました。まあ、それぞれの党首が話す内容は予測できるので、特段見る気もありませんでしたが、なんとなくだらだらと見ていると、野党の中では、維新の会共同代表の橋下徹大阪市長の話が際立…

エジプトで軍のしゃしゃり出はおかしい

エジプトで大統領退陣を求める激しいデモがあったため、軍が主導して、モルシ大統領を追放、新たに大統領を選出する選挙を実施することを宣言しました。テレビ報道を見ると、何やら、デモ隊の要求にこたえて軍が出たことが当然のことのように報じられていま…

佳境場面なのに視聴率14%はかなしい

今年のNHKの大河ドラマ「八重の桜」はなかなかいい出来栄えだと思います。ですが、きょう新聞で確認したところ、まさに会津戦争の佳境に入っているところなのに、6月最後の日曜日の視聴率は14%とのことで、大河ドラマファンの小生からすると少しさみしい…

ヒマになった鳩山先生、歴史の勉強を

今回の鳩山元首相の尖閣問題をめぐる発言問題で、小生はしみじみ感じたことは「日本っていい国だなあー。元首相ですら、好き勝手なことが言える国なんだから」という点です。たとえば、中国の党幹部(現、元を含めて)が中国国内で、「釣魚島は日本の領土」…

反省なき民主党の敗戦は見えていた

昨日の東京都議選の結果は、大方の予想通りというものではないでしょうか。まあ、あえて小生の予想と違ったと言えば、維新の会の当選が少なく、共産党がなんと倍増したこと。反自民意識の強い選挙民が民主党に代えて共産党に着目し、集中的に投票したのは意…

改憲を夏の参院選の争点に

きょうの産経新聞を読むと、一面トップで「衆参両院議員の中で憲法改正が必要としている人は84%もいて、すでに3分の2を超えている」という記事が出ていました。さらに内訳をみると、衆院では91・6%、参院では67・6%、さらには自民党議員に限ると99・2%、…

ホームランよりバッターの疾走が見たい

今、プロ野球の統一球問題がホットな話題となっています。ボールの規格が少しくらい変わったからどうなのと言った感じで、小生はあまり関心がなかったのですが、野球技術論に関してはぴか一の張本勲先生が日曜日朝の情報番組で、この問題に言及し、飛ぶボー…

上海はちょっと不景気?

先週末から今週初めにかけて上海に行ってきました。水曜日に大学の授業があるので前夜に帰ってきたのですが、水曜日夜は最近ニーチェ本を出した友人と痛飲し(それもなんと最後は銀座で)、木曜日夜はルーテインの英文翻訳や雑用をこなしたため、なかなかブ…

橋下市長のオスプレイ受け入れは立派

橋下大阪市長が大阪・八尾空港でのオスプレイ訓練受け入れを提案しました。日本国民である限り、国家の防衛を全国民が認識し、それを分担しようとする姿勢は立派だと思います。今は、基地の負担を過剰に沖縄に押し付けている気配が濃厚なので、ぜひ他の地域…

今は、戦後秩序の改変言うべきでない

昨日、ある会合で久しぶりに旧知の元大手紙政治部記者と会いました。今でも論説委員を務める彼との話の中では、当然安倍首相のことが出ましたが、論説委員氏が言うことには、「満を持して再登場したから、安倍氏ははしゃぎ気味で、やる気満々。外交にしろ、…

5月の梅雨入り、「早漏気味」か

気象庁は29日に、「関東・甲信地方で梅雨入りしたとみられる」と発表しました。小生は、出先の大学の休憩室でこの情報を聞いたとき、一瞬「エー」という感じでした。知りうる限り、関東地方で5月中に梅雨入りなんて聞いたことがありません。沖縄じゃーあるま…

今の株価下落は調整局面

きょう月曜日も東京証券市場は続落しました。正午現在で、500円安とのことです。小生はもう株取引は止めているので、それほど注目しているわけではないのですが、アベノミクス景気との関連で、これまで上がり続けてきた株価はどうなってしまうのだろうという…

ニーチェはなぜ「ツァーラストラかく語りき」を書いたか

先週末から今週央にかけて、忙しい日々でした。先週土曜日は恩ある友人の出版記念会があり、小生が事前の幹事役を仰せつかったほか、当日パーティーの司会までしました。本の題名は「蛇とニーチェ」という、一聞の限りでは、何について書いたか分からない本…

台比紛争では日本が調停に乗り出せ

先般、台湾の漁船がフィリピンの沿岸警備艇から射撃を受け、漁民一人が死亡しました。これで台湾‐フィリピン関係が険悪になっています。せっかく、日本は台湾との間で尖閣諸島海域での漁業協定に調印し、台湾とのこれ以上の関係悪化を阻止できたのに、島嶼領…

やはり建前があっていい

大阪市の橋下徹市長がふたたび吠え始めました。慰安婦の必要性を説き、米軍司令官に対し、「もっと風俗業を利用したらどうか」とのたまわったとか。かの男、前から豪快な男という印象を持っていて嫌いではありませんでしたが、でもあまりにも本音を言いいす…

今回の栄誉賞に政治的な臭い

先週土曜日、東京ドームで長嶋茂雄、松井秀喜両氏の国民栄誉賞の授賞イベントが行われました。その席上、安倍首相が巨人のユニフォームを着て現れたこと自体、不快でしたが、片腕の長嶋をバッターボックスに立たせ、つまらぬ空振りをさせる演出にさらに不快…

悲しきかな、独裁政権システム

それにしても、しみじみ面白いなと思うのは、民の選挙で選ばれない指導体制にあるところ、つまり独裁国家は概して好戦的であり、絶えず対外的に戦争、戦争と騒ぎ立てる嫌いがあることです。サダム・フセインやカダフィーなど過去に枚挙にいとまはありません…