つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

2015-01-01から1年間の記事一覧

公明党はなぜ財務省の還付案を拒否する?

再来年4月スタートの消費税10%について、公明党が軽減税率の要求を出しましたが、財務省は、マイナンバー制度と関連付けた還付案を逆提案しています。だが、これは公明党から拒否されています。自民党は財務省と同じく本音では軽減案に反対なんでしょうが、…

退職後海外暮らしは夢のまた夢

きょう大学時代のクラスメート4人と久しぶりに会う機会がありました。会社を退職したあとマレーシアに住んでいる仲間が一時帰国したというので有楽町のイタリアレストランに集まったのですが、小生の周辺でも、退職後に海外生活しようとする人が出たことにち…

ヒナ壇で並んでも、権力闘争は続く

9月3日に、中国・北京市では抗日戦勝記念の大規模な軍事パレードが挙行されました。ここで注目されたのは、かつての党のトップである江沢民や胡錦濤の前元国家主席の動向でしたが、2人は習近平現主席の隣で天安門上のヒナ壇に並びました。これを見た一部のマ…

”元凶”は役人の権威主義では

2020年の東京オリンピックも、国立競技場問題に続いてエンブレム問題でまたまたケチがついてしまいました。せっかく関係者の努力の末に東京開催を獲得したのに、次々の失態は残念でなりません。でも考えようによっては、まだ5年あるのですから、やり直しは十…

橋下新党創るなら、野合はもうたくさんだ

橋下大阪市長と松井大阪府知事が維新の党を離れて、昨日、大阪中心の新国政政党を創設する考えを打ち出しました。振り返れば、もともと石原慎太郎都知事派と合体して新党を創ったのが間違い、さらに民主党やみんなの党から逃れてきたオポチュニスト政治家を…

江沢民拘束の写真が流布された!!

中国・天津市の化学倉庫爆発事故は、その後、事故原因がなかなか発表されません。恐らく当局は、重要な情報を隠しているように思われて仕方がありません。というのは、天津のあと山東省の淄博、河南省の鄭州、江蘇省の蘇州でも連続して化学工場の爆発事故が…

中1生徒殺害事件と北朝鮮挑発の共通性

昨日からきょうのニュース番組を見ていると、大阪の男女中学生の行方不明(その後殺害判明)事件で容疑者が逮捕されたこと、韓国の境界線付近における拡声器放送に対し北朝鮮が「準戦時態勢」を宣言したことが大きなニュースになっていました。 この2つ、一…

天津市爆発事故も権力闘争に利用されるのか

中国天津市濱海新区で起きた大規模な爆破事故は、どうも権力闘争に発展しそうな雲行きを見せています。というのは、第一、この開発区になぜ大量のシアン化合物が貯蔵されていたのか、それに貯蔵倉庫を所有する「瑞海国際物流有限公司」という企業がどうも太…

きょう靖国と千鳥ヶ淵墓苑を参拝してきた

きょう8月15日は終戦記念日。しかも戦後70回目のメモリアルデーです。叔父がフィリピンのルソン島で戦死しているので、小生はきょう午前中、靖国神社と千鳥ヶ淵の戦没者墓苑に行き、お参りしてきました。毎年この夏の時期、参拝しているのですが、15日は神社…

「戦争は絶対悪」と決めつけられない

例年夏になると、テレビでは戦争特集ものが多くなるのですが、今年は特に戦後70年とあってひときわそれが多いように思います。それはそれでいいのですが、テレビのドキュメンタリーなり、ドラマなりを見るにつけ、気になる表現があります。それは戦争を十把…

改めて感じた満員電車のすさまじさ

友人から誘われて今週4日に、江東区の花火大会を見に行きました。小生は、花火の観賞というより、これを機会に勉強会の仲間が南砂町の友人宅マンションに大勢集まるので、久しぶりに彼らと会うのを楽しみにしていました。その花火が終わり、帰ろうとしたとき…

やはり先に憲法改正が必要だった

礒崎陽輔首相補佐官がある講演会で集団的自衛権の範囲拡大に関して、「法的安定性は関係ない」と言ったことが国会で取り上げられています。磯崎氏の言っていることは恐らく本音で、安全保障が最優先であり、法律論はこのための後付けにすぎないということを…

空売り”犯人”追及している時ではない

中国の株式市場が今週明けの27日、またまた8%以上の値崩れをし、バブル崩壊感を加速させています。昨年には不動産市況がガタ落ち、しかし元高などにより輸出業も振るわないので製造業もダメ、さらには内需拡大のキーポイントになる中国国内への投資や観光業…

「安保法制化、首相に真摯さ見られない」

昨日、ある高名な官僚OBや熟練ジャーナリストの人たちと食事を共にする機会がありました。そこで話題になったのが、今参院に回された安保法制の件。産経という保守的な新聞に書いておられる高名なジャーナリストの一人(女性)は「世間は抑止力という概念…

再度言う、一票の格差是正は必要か

今、参院の選挙制度改革の問題が遡上に昇っています。参院のいわゆる一票の格差が現行制度では4倍以上になっているため、最高裁判決で是正要請がなされているからです。そこで、自民党や4野党は、10増10減案を提示しました。この案には、徳島と高知、鳥取と…

情緒論者は抑止力の概念が分からない

昨今のテレビのニュースあるいはワイドショーを見ていると、日本周辺の脅威に対し、どういう認識を持ち、分析しているのかが判然としません。中国による南シナ海の軍事拠点化、東シナ海尖閣諸島への船舶接近、日中中間線付近での石油リグ軍事転用化など、考…

テレビを見ると、安保法制反対ばかり

国会上程中の安保法制は昨日に特別委員会、そして本日、衆院を通過しました。まあ、参院でもたもたすれば、60日後の衆院再可決という手があるので、一連の法案はほぼ成立したも当然でしょう。これで、同盟国米国との約束を果たせるし、国際的にも、西欧など…

坐骨神経痛の痛さは神の使いだったか

4月から5月にかけて、医師から胃ガンを宣告、入院、手術日まで設定されて、鬱々とした日々を送っていた時、小生は併せて坐骨神経痛にも悩まされていました。実は、胃ガンは何の苦痛もなかったのですが、神経痛の方はもう大変。もっともひどい時は、10メート…

ギリシャの国民投票が示したもの

いやー、ギリシャの国民投票の結果は、正直驚きました。最後は常識バネが働いてEUの財政緊縮提言を受け入れると思っていましたが、意外や意外、逆に反対票が6割を超してしまいました。テレビ番組での知識人のコメントは、「ギリシャ人は無責任」というもの…

ギリシャは懲りないキリギリス

ギリシャがEUやIMFから借り入れている金を返そうとせず、問題になっています。ほとんど世間が見えないような若造のチプラスなる首相は、5日に国民投票をやり、その結果で最終判断をするようなことを言っています。でも、驚くことに7月初め、EU側には…

言論の自由侵すのは天に唾する行為

自民党の若手議員が集まった非公式の勉強会でマスコミ批判が出、反自民党の世論づくりをしているマスコミにはさまざまな圧力をかけなければならないとの意見が出たようです。その圧力の中に、商業ジャーナリズムは経営の基盤である広告収入が大事だから、経…

今年の大河視聴率低迷の原因は?

大河ドラマの「花燃ゆ」が相変わらず視聴率低迷を続けているとのことで、あの風変わりなNHK会長も切歯扼腕しているようです。きょうの産経新聞で、ある女性評論家が低迷の理由を分析していました。彼女の論は、史実と大きく離れることができない話であれ…

榎木孝明氏の30日間断食は本当か

俳優の榎木孝明氏が30日間断食したという話題をテレビのワイドショーが取り上げていました。彼の話によれば、30日間、水とコーヒー以外は、糖分を取るための飴、塩分を取るための塩飴を口にした以外、その他一切摂取していないとのこと。正常に胃袋のある男…

温泉の入れ墨者に寛容であっていい

かつて民族特有の入れ墨をしたニュージーランドの女性が「入れ墨者禁止」という杓子定規の規定から、日本の温泉で入浴拒否されたケースがありましたが、きょうニュースを見ていたら、観光庁がこの種のケースが他にもあるのかどうか調査したそうです。観光立…

”緊急避難”で安保法案を通すべき

集団的自衛権の範囲拡大を目指す法案審議の国会公聴会で、自民党が推薦した学者がよりにもよって憲法違反と指摘してしまいました。船田元・党憲法改正推進本部長が人選したらしいのですが、あまりにもお粗末です。自民党は現憲法の枠内の解釈としているのな…

初めての入院生活−その2

人生初めての入院生活ですから、何もかも新鮮。ですから、印象的だったことを項目ごとに取り上げて、コメントしたいと思います。 一、病院の夜は騒がしい これは意外でした。小生はこれまで、病院の夜はひっそりしているものと信じ切っていました。ところが…

初めての入院生活

胃がんを患い、全摘手術を受けるため、2週間入院しました。生まれてこの方60有余年、ただの一度も病院に入院したことがなかった人間からすると、この病名の宣告は相当ショックでした。でも最終宣告から1か月弱で入院するまでの間、来し方行く末を考え、いろ…

初体験、テレビの生番組出演

どういうわけか分からないのですが、大阪の朝日放送から、生番組で中国軍の南シナ海進出問題を話してくれないかという話が舞い込みました。土曜日午前の番組で、前日金曜日に大阪入りするのですが、小生、両日ともまったく予定が入っておらず(それは当たり…

中共崩壊のシナリオ予想する小著

久しぶり、なんと7、8年ぶりに自筆本を上梓しました。題名は「こんなに脆い中国共産党−現実味のある3つの崩壊シナリオ」というもので、PHP新書で5月15日の発売です。19日に朝日新聞に新刊PHP新書の宣伝案内が掲載され、小生の本も紹介されました。知人…

大阪人は意外に保守的だった

橋下徹市長ら維新の党が党是に掲げるいわゆる「大阪都」構想が住民投票で。否定されてしまいました。小生は、二重行政の解消という観点でささやかながら橋下氏の主張を支持してきましたが、大阪人には意外にも変革を嫌う保守の持ち主が多かったということが…